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#112 子どもに学ぶ失敗の捉え方
子どもと一緒にいると、大人が学ぶ場面が時々ある。その一つが「失敗の捉え方」だ。
僕には3歳の娘がいる。
色んなことを試したい時期。大人からみたら行儀が悪いこともやってみて、どうなるか観察しているようだ。
そんな中、うまくいかないことが時折発生する。
積み木が倒れたり、ビーズの入れ物に体が当たってビーズを床にぶちまけたり、茶碗を持って味噌汁を食べようとしてこぼしたり。
娘にとって、これらは「うまくいかなかったこと」の1つであり、学びの糧でしかない。
積み木が倒れないようにするにはどうやって積めばいいか。
ビーズの箱を落とさないようにするにはどうすればいいか。
こぼさずに味噌汁を飲むにはどうすればいいか。
これらは、1つの「うまくいかなかったこと」を解決するためのきっかけに過ぎない。
そもそも娘は「失敗」という言葉をまだ知らない。
ゆえに、失敗したとも思っていない。
うまくいかなかった1パターンを知っただけだ。
大人はどうだろうか。
様々な場面で「失敗」という言葉を使っている。
「仕事で失敗した」
「料理に失敗した」
「受験に失敗した」
「失敗」という言葉には、マイナスなイメージがある。「失」う、「敗」れるは、いずれも「負」を想起させる単語である。
辞書的には「失敗」は「望む結果が得られないこと」であり、多くの場合「うまくいかなかったこと」に置き換えられる。
本来は、子どもと同じで、「うまくいかなかった」1つのパターンに出会っただけなのである。
やることは子どもと同じ。どうすればうまくいくのか、改善策を考え実行するだけ。
ところが、負を想起させる「失敗」という単語のイメージゆえに、大人は失敗を必要以上に悪いことに捉えてしまう。そのために悩んだり、苦しんだり、場合によっては実験や挑戦をやめてしまうことすらある。
こう捉えてみよう。
世の中、失敗なんてものはそもそも存在しない。
数多ある結果のうち、うまくいかなかった1つのパターンにたまたま出会っただけだ。プロセスを変えれば、うまくいくパターン(成功)に必ず出会える。出会えるまで、改善を繰り返せばいい。
うまくいかなかったパターンに出会っただけで、実験や挑戦をやめてしまうのはもったいない。どんどん挑戦して、色んなパターンに出会おう。それでうまくいかなかったなら改善していこう。
ちょっとうまくいかなかったくらいで、挑戦を止めるな。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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