恋が着せ、愛が脱がせる
このコピー見て、まず思ったこと。
「脱がせる」って表現が明らか男のコピーだなってことです。
表現だけでなく、このコンパクトなコピーの中にきれいに混ぜてしまうというところも、なかなかの文学的エロチズムを感じます。
眞木準さんぽいといえば、ぽいような気がします。
「恋が着せ」は、とてもわかります。
恋をすると、毎日がファッションショーです。部屋中が服だらけになります。よくウインドウショッピングで合わせてみたりしたくなります。無駄に衝動買いしてしまいます。やたらインスタとかpinterestで服ばっかり探しています。
「脱がせるか」って どうかしらってはじめは思ったのです。
そりゃ愛あっての体の関係はとても幸福でしょうけどってね。
しかし改めて見ると、このコピーには目的語がありません。「着せる」というと、服といういちばん一般的な目的語においても通じますが、メイクなんかも恋をするとまとい方が変わってきます。感情面でも何かヴェールがかかったような、浮き立つような気持ちがありますし、やっぱりよく見られたいということで、ある種自分にひれをつけたくなることも出てくると思うんです。
そう考えると、「脱がせる」という行為にも同じような効果があって、
愛があるという安心が、女の子をすっぴんにさせたり、飾らない姿にしてくれるのではないでしょうか。
そこで、やっぱり、一層素敵なコピーだなと思って本日紹介させていただいた次第です。
図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動