私見る人に成っている件
パンが好きで、出来たら毎日パン食べたい派(そんな流派が有ればですが)だ。
子供の時にはパンと牛乳が朝食だったり、昼は給食で夜しかご飯を食べない生活で、基本的にパンの方が多かった。
今では給食でも米食が多いと聞くが、私が子供の頃は殆どパンだったんだよね。
パン好きの私にはうってつけ、美味しいパンとは言い難かったけど、そこはそれなりに好きではあった。
結婚するとパンを買うのは不経済だと気付く、(気付くの遅すぎるけど)やはり米中心になる。
夫もダイエットした時期にはパンは口にしなかったらしい、パンは油や塩を使っているから、食べなかったと言っていた。
私は割と無頓着に食べていた、太りやすい方だとは思っていたが、妊娠している時期を除いて、基準値から(自分で決めている)5キロ以上増えた事は無かった。
妊娠中は20キロ以上増えて、生んで一年で20キロ以上減らすを繰り返していたけどね。
それでも体重が増えると腰が痛くなったり(それが原因だとはっきりしたわけでは無い)疲れやすくなったりするので、出来たら基準値以下にしたいと思っていた。
だから当然我が家は米派で、パンは余り食べない形で落ち着いていた。
パンを余り食べないし、給食でもご飯が多いので、子供はご飯派になる、それでも良いけど、私としてはパンが食べたい。
そうだパンを焼こう、その頃はオーブン付きの電子レンジだったので、粉あれば出来るじゃんと始めてみた。
思えば毎日の様にパンを焼いて、ウーンもう一寸膨らませたいとか、試行錯誤していた。
仕事から帰って、パンを焼くのは楽しかったんだよね。
「ガスオーブン欲しいなー。」と独り言が出てきて、オーブンの所為にしたりして居たよね。
「オーブン買ったる。」と言われて、手に入れたガスオーブンでパンや料理を作ってたんだけど、夫がパンを買ってくるんだよね。
不思議じゃない?だってオーブンだって安く無いんだよ、なのにパン買うか普通。
「お前の手本が居るやろ。」と言われてもですね、違うのよ、お店で買うパンと自分が作るパンは。
余りにもパンを買われるので、パンを作るのは止めた、丁度会社も忙しくなって、それどころじゃ無いってのも有る。
そんなこんなで結婚していた時期のパン作りは不発に終わってしまった。
当然、パンの本も売って、パンは時々贅沢に買うものと決めていた、失敗するとことだからね。
夫と別居して、娘たちと暮らすようになって、米が殆どになっていた、そりゃあ、お米の国の人だもの。
そう考えていてもパンは買いたい、YouTube動画でパンを作っているのを見て、ふつふつとパン作りの思いが沸き上がってきた。
そうだ、またパンを焼こう、今度は失敗しないぞ。
以前も店ほどでは無くても、美味しく食べていたんだけどね、でも完璧を求めたいやん。
パン作りに飛びついたのは私だけじゃなく次女もだった、彼女はお米好きなので飛びつくとは思わなかったが、料理を作るのはすきだから、じゃあパンもと思ったらしい。
我が家は米を年間予約していて、月々送られてくるのだけれど、それが月半ばで無くなる。
無くなると他の米を買うか、パンを買うかになる、パンは買うと結構な値段になる。
だから、米を買って来ていたものの、パンだったら、サンドイッチにして冷凍して於いて、朝食を食べる時間の無い時は、職場で食べれば良いんじゃない。
彼女は考えれば考えるほど良いと思ったんだろうね、「私パン作るよ。」と言って本を探していた。
残念ながらパンの本は全て売った、それじゃあ新しいのを買おうと言って、本屋に行って、本を買ってきた。
これと材料が有れば、きっと作れるだろうと思って買ってきたが、娘には不評で、「家に無い材料が居る。」とか、「時間がか有り過ぎる。」とか最初は言われていた。
何か簡単に考えすぎていたんだよね、私がね。
だって簡単だって著者が言っていたんだもん、わたしの所為じゃ無いもん、とか言っても言い訳なんだけどね。
彼女はベーグルとかはしたことがあるけど、高加水のパンは経験が無い、だからこの本じゃできないって思ったらしい。
それでも取り組んでみて、やっと作り方のコツを覚えて、先日見事にサンドイッチを作成した。
以前のパンも美味しくできたんだけど、これは見栄えは兎も角美味しい(前も美味しかったんだけどね)鳥ハムや塩漬け野菜も入って居る。
良い感じのサンドイッチ出来上がった。
ここでキンパを作ってい居るんだから、米は焚いているのではあって、当初の理由とは違っているけどね。
見たら色は前の方が良い感じかも。
だけど、次女は高加水パンのスキルも手に入れた、これは我が家の食卓が1段階上がる予感がする~。
そう言って、本を買ってきたのに、全然作ろうとしない私である、やったらできると思うんだけどね~。
まあ今度はツックチャルヨ、私も出来るもん、と言って娘の作っているのを見ている自分である。