銃の身体化って怖い
パンデミックでアメリカでよく売れた物が在るらしい、なんだと思います??
お菓子や常備できる食べ物??家を心地よくできる家具??ペットの動物??
ペットは売れたのでしょうが、それよりも売れたものが或るのです、日本人には想像できないものなのです。
何かと言うと、それは銃なのです。
銃なんて日本では買えないので他人事ですが、アメリカでは買えちゃうから買ってしまうんだよね。
これを社会心理学者が研究したみたいですよ。
話しは違うけど、私は大学で社会心理学を学びたかった、親が反対するだろうから、自分で何とかしたくて、仕事をしながら学ぶ計画を立てた。
私の父親は子供の頃親が亡くなっていて、高校は夜学に行きながら仕事をしていた。
父が夜学に行けたんなら、大学だし行けるんじゃないと思った、なので高校の先生には夜学行きます、東京で就職したいですと言った。
無論親には何も言って居ない。
先生が驚いて親に話してしまったので、大反対されて女子短大になった、東洋大学落ちたってのも理由だけどね。
そう、その位社会心理学に興味があったから、社会心理学と言うと読んでしまうんですね。
誰がどのような動機で購入しているんだろう?
それは誰もが考えると思う、2019年の1月から2021年の4月までの間に、それまで銃を所持して居なかった数百万のアメリカ人が銃を買ったようです。
この期間に初めて銃を購入した750万人のうち、540万人はそれまで、銃のない家に住んでいたらしいんです。
新規購入者は半数が女性で、半数が有色人種だった。
銃の購入者に聞くと、不測の事態に警戒する必要があると答えるのだそうで、予想外の出来事に動揺したくないのだそうだ。
実は人の手を握るよりも銃を持つ方が安心するのだそうだ。
銃ってライナスの毛布だったのね、でもライナスの毛布は命を奪わないけど、銃は人の命を奪うための持ち物。
根本的に違うものの、人間の安心材料としては同じ、どうあっても欲しい人は居るのだろう。
ただね、銃を持つ行為は認知を変える、武装した人は他人も同じと思い込みがちになる。
だから、外から見ても銃を持つ危ない人になるし、自分の中でも他人は危険に見える。
これを銃の身体化と言うらしい。
これって国を人と考えると同じような感じがする、武器を持って居ると、相手も(他国も)持って居ると考えがちになる。
すると危険が増している気がしてくるのだ。
きっと国の兵器の身体化が起きているのだな、持っていれば他人(他国)は危険だから、誤認して撃ってくるかもしれない。
武器という物は危険なのだ、だから気を付けなければ成らない。
皆解ってる筈なのだけどね。
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