教育って
ちょっとだけブレイディみかこさんのインタビューを読んだ、フィリップボードで定期的にメールが送られて来るので、その中からピックアップして読んだ中に有ったのだ。
ブレイディみかこさんと言えば『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で有名になった人で、今はイギリスに住んでいる。
息子さんが『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』と行った時にはきっと悩んだんじゃないかと思う。
日本の教育関係者が(たぶん一部)ブレイディさんの書いたイギリスの教育に憧れを持って居ると感じているようで、日本がイギリスの底辺校にできている教育が出来ていないんじゃないかと語られえていた。
これって昔からのような気がする、例えば私は小学生時代いじめにあっていたのですが、暴力でなく言葉の暴力。
あるときは私の机だけ雑巾で動かしたり、臭いと言われたりして、親に相談すると、先生にゆうたらええやん。
勇気を振り絞って先生に報告すると、意外な答えが返ってきた。
「あんたが笑わへんから、皆に嫌われるんやに。」
私が学校で笑わなくなったのは、こんないじめをしている奴らに笑ってやるものかと思ったからだ。
自分の笑顔に価値があると思っていたのだから、中々の自信家だったのだなと今なら思う。
先生は授業の時や、終わりの会の時に、笑わせようとしていた節がある、みんなが笑っていたのだから、頑張って笑顔にさせたかったのだろう。
そんな中どんなに笑顔にさせようとしても、笑わない私は可愛くない生徒だったのだろう。
私に聞いてくれればちゃんと行った筈なのに、忙しいのか興味が無いのかは解らないけど、聞いてはくれなかったからね。
私が悪いと言うのが簡単だから、そう云う方にしたんだろうな、子供は学校がほとんど全てなのだから、何かあったと考えてくれてもいいのに。
それからは先生イコール信頼できないと思っていたので、子育ての時期も先生とはいい関係を築けなかった。
だって自分の味方だけで判断するんだもん、意見を擦り合わせるって言葉は彼らには無い。
今回ブレイディみかこさんのインタビュー記事を読んで、私の方も考え違いをしていたと気づいた。
彼らは時間が無いのだ、ゆっくり生徒や親の言葉を聞く時間や、対策を考える時間が日本の教育には組み込まれていない。
これが企業の仕事なら、そんな時間は要らないのかもしれない、だけど人間を扱う仕事では対話や子供の言葉を聞くって事が大切なんだよね。
日本の教育はダメになるばかりなのかな。