書類無くなった事件

基本的にドンくさいやつである。

これは私の事だが、仕事をまでは何事にも相当な時間が掛る。

新しい仕事を始めて2週間程度。

やっと慣れてきた頃である。

派遣で働くと、来月からは要らないと言われるんじゃないかとひやひやしながら就業に臨んでいる。

そんなある日の事だ。

アッツ、書類が足りない。

心の中では『大丈夫、探せば出てくる。』と思っていた。

だが、何時もの場所に書類が無い。

三回も四回も探したのに見当たらない。

これは一大事、アニメならコナンが出てくるところである。

私の場合はコナンでなく、どっかの怪談みたく、1枚2枚・・・・・・・足りない。

もう一度・・・・・・1枚2枚。

もうこれは数えても始まらない。

今の職場は書類が大事。(何処でもそうなのでしょうが)

入る時に、書類の管理の仕事ですから、無くしたり捨てたりはしない様にと念押しされて入った職場。

まだ1ヶ月にもならないのに書類が無いとは、どうなっているのと言われても仕方が無い事態。

覚悟を決めて、報告だ。

課長に「無いんです、この書類。」と報告。

「探したんですか?」当然の反応に、「心当たりは全て探しました。」と返す。

同じ課の方にも手伝ってもらって、探す、探す、探し回る。

ウォーリーより探したのである。

「無かったらどうするんですか?」と聞くと「探し続ける他無いよね、見つかる迄探す。」との答えが来る。

ハッキリ言って青くなる事態。

休憩が終わっても皆さん探してくれていた。

その時、あったちょっとイレギュラーな感じでその書類はありました。

心の中で私の中のハイジが『書類があった。あった。あった。』とクララが立った時より喜んでいた。

実の所ここが駄目なら他があるさと仕事は探せるかもしれない。

けれど、探し回さなければならなくなった人たちは大迷惑だろう。

書類無くなった事件で本当に書類の扱いを考えさせられた。

とはいえ私はちょっとだけ面白くなってきた仕事だ。

まだ止めることは考えていない。

(要らないと辞めさせられることはあるかも知れないが)

もうちょっと頑張って仕事を覚えようと思っている所存。

職場の人たちにはゆっくりでごめんなさいである。

私の中のハイジもそれには同意してくれている。

『もうちょっと頑張れ、頑張れ。』などと声を掛けてくれるのだ。

取敢えず、書類はきちんと片付けましょう。

多分。




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