今日も何もない日だった
何もなかったな
闇が迫るころに
暗くなってきた外を見て呟く
何もなかったな
月が出るころに
空にぽっかりと開いた部分を見て呟く
何もなかったな
明るくした部屋で
闇との対比を感じながら呟く
何かがあった方が良いのか
自分に問いかけてみる
けれど何方とも言えない
只時間の流れを見ているだけ
この何も無い日が懐かしく感じる自分が
人生の終わりごろにあるのかもしれない
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