推しとファンの違い
娘たちがBTSが良いよって言うので、私も聞く様になって、ええねー声がええねーと同調したりしている。
その娘達だがこの所違うKポップのグループに熱中している、何でなん忘れたん??
私と彼女らとの間には次元差があるらしい、三女などはBTSを応援して何円にもなる、私は娘に聞いてよいと言い出した俄なのである。
「バンタンは好きやし、ズーと応援するけど、休んどるやん、じゃあ他はどうやろってなるやん。」そうなん、押しって簡単に変えられるん??三女の言葉に??????が続く。
「そうだよー、推しは休暇中なんやから、違う人も見てしまったりするよね。」次女も加勢してくる。
だってさ、Vさんの曲もジミンちゃんの曲も、ジョンググさんの曲も出たばっかりやん、それ聞いて居たらええやん。
「マンネラインの曲出たばっかりやし、他のグループ見んでも。」私がちょこっと反論してみる。
「お母さんはググペンやから分かんないけど、寂しいんよ、押しが休んでんのやで、その間は違う推しを見つけるんでええやん。」そんなもんなんかな。
中学校時代、母が叔母の会社の従業員さんが娘の愚痴を言っていたと話していた。
何なんやろと考えて、聞いていると、娘の反抗期の話しらしい、そら大変やな、その頃反抗期に差し掛かっていた私も聞いて思った。
「○○さんがさ、娘の反抗が酷いんで叱っとったらしいんよ、そしたら娘がなんて言ったと思う??」なんやろね、家出するとかかな。
考えていると、母が話を続ける、答える前に話すんだよね、我が母は。
「そんなん言うんやったら、五郎ちゃんの所に行くって言ったらしいんよ、そんで男の子と付き合とったんやと思って、五郎ってどこの誰なんって言ったら、なんて言ったと思う?」よう聞く人やな、ほんでも彼氏がおったの知らんかったら、色めき立つわな。
「解らんけど、知っとる子??」と答えたら、母がニヤリと笑ってこう言ったのだ。
「それがさ~、その子、五郎ちゃん言うたら、野口五郎に決まっとるやないの、って言うたんよ、ずっこけたらしいで。」その時笑いをこらえる何とも言えない顔のその従業員さんが目に浮かんだ。
その頃のアイドルと言えば、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の御三家の時代だったから、ファンやってんやね。
私は解らんけど、ファン心理ってそんなもんなのかも知れない、だから娘たちが推しが~って言ってるのは、ファン心理とはちと違う。
きっと絵画が好きとか、音楽が好きとか、それに近い感じで推しが好きって言っているんやろうね。
好きなもんが有るのは良い事やけどね、私はググペンになった覚え無いけど、好きやで。