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難しいな

今日は次女がお休みなので、買い物に行かなければならない。

絶対に今日で無ければ為らないと言う訳では無い、でも買い物は2人で行った方が楽だ。

今日は先ず魚屋さんに行って、その後肉も買ってくるつもりで、袋を持っていく。

話しながら行くので、色々な話になる。

彼女の好きな推しの話しだったり、英会話の話しだったり、英語は難しいが日本語の方が難しいらしいとかね。

日本語だと、私、僕、自分、俺など、自分を指す1人称が沢山有る。

当然、それで子供なのだなとか、女性なのだなとか、男性なのだなとかが解ってしまう。

英語にはそれが無いので、翻訳の場合とても難しいそうだ、日本語の1人称の表現の豊かさよ。

そう言えば私も小説を書く時には、その人と場合によって1人称が違う、それは英語では全てⅠになるのだと思うと、英語って想像力も必要なのかも知れない。

長く歩くので、いつもはしない話もする。

彼女は上野千鶴子先生の本は好きでよく読んでいたが、今の政治には幻滅しているので、政治の話は余りしない。

それでも、日曜討論の伊勢崎賢治氏の話が為になったので、その話をしてみる。

「何かね、日曜討論でれいわ新選組の伊勢崎賢治さんが、安全保障のジレンマって話をしたらしいんよ。」

「そうなん、それは見て無いからな~。」彼女はNHKの配信は見たりしている、我が家にはテレビが無いからね。

NHKの受信料もアーカイブ見るから払って居る位だ。

「ほら、安全保障の為って武器を作ったり買ったりするでしょ、そうすると、その対立して居ると目された国が武器を所有するでしょ、最終的に戦争になってしまうって話なんよね。」

「そうなんよ、何でそんな簡単な事が解らんのかな、だって武器が有ればそれに頼りたくなるでしょ。」そうなのよね、最低限の自衛は必要だが、武器が有ったらいい物では無い。

私が昔から、武器を買うよりも、自分の国でなるべく自給できるようにするとか、外交努力は如何なっているの??と言っているから、次女も同じ意見のようだ。

「そんな事より、食料やエネルギーの自給率を上げた方が良いのにね、輸入した方が自民の政治家は儲かるのかな~??」と言ってみる。

「それは解らんけど、もう一寸自給率上げる政策しても良いのにね。」と同意だ。

「それにしても、れいわ新選組って凄い人居るよね、それなのに何で人気が出ないんやろうね。」私の素朴な疑問である。

「それってさ、絶対に山本太郎がヒール演じているからやん。」んんんん??ヒールとは??

「だってさ、中道になっても良いのに、絶対にこれって言うから、人気が出ないんよ。」それってヒールなのかな??

「そうやね、この頃では共産党でさえ現実的な意見を言ったりするもんね。」ちょっとそんな共産は悲しいけどね。

「でもさ、それだから共産党から支持する人が離れていったともいえるんだよね。」確かにその通りだ。

「それがれいわ新選組は中道とか、他の党と意見を擦り合わせてってのが無いでしょ、だから支持する人がいるともいえるし、だから嫌う人も居るんだよね。」きっと本人たちはそれはよく解っていて、自分たちの意見を貫いているのだろうね。

私も賛成の所は多い。

但しを付けてだけどね、私としてはその党が良いとか、その人の政策委が良いとか思うのは良いと思う。

ただね、それを妄信してはいけないと思うのだ。

子供の頃に見ていたテレビのヒーロー物は、悪いやつをやっつけて子供たちに拍手喝采だった。

だけど、人間は一人一人違う、だから正義もホンの少しだけ異なった正義を持っている。

自分と同じ考えの人は世の中に1人もいないし、自分のスーパーヒーローになってくれて正しいと思う方向に導いてくれる人も居ない。

れいわ新選組は今は小さい党で、そこに関わっている議員も少ない。

だけど、この党が大きくなってきた時に、完全に同じ考えで進んで行けるかどうかは解らない。

どの党も政権奪取出来るほどになると、出来ない事由も持つ事になるし、政権奪取出来る党だからと寄ってくる人間もいる。

だからこそ、この人はこの党は、きっとヒーローになってくれるだろうとは考えてはいけない。

私はこれまで選挙で投票してきて、党が作ったマニフェクトが当てにならないものだと知っている。

だから、期待はしない。

選挙の時は、誰が嘘を付かないか??誰が次世代の為に仕事をしてくれるのかを考える。

よく、年寄りが若者を苦しめていると分断をあおる政治家も居るが、消費税を納得したのは、それが福祉に役立つと思ったからだ。

今の政治の状況は私達が、無知で知らなかった事が原因だ。

歳を取った人間は知らなかった、知ろうとしなかった罪は有るが、それ以上でもそれ以下でもない。

ただヒーローが若い世代も、自分達も同時に救ってくれると夢見がちに考えていたのだ。

それがこの国、社会、システムを作っている。

だからこそ、これからは嘘を見抜き、信仰のように救いを求めず、只淡々と事実を調べ、その人たちを監視しつつ、選挙という政治参加に挑むべきなのだろうと思う。

難しいけどね。





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内山祥子
文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。