今年は随分大変だった

今年は落ち着かない年だった。

三女が大阪に引っ越しすると決めて、色々な事を決めて夏までには大阪に引っ越して行った。

人間って帰って来る時にも大変だが、出て行く時にも大変で、ずっとバタバタしていた気がする。

私が出来る事は無いし、ツナ君の目薬が有るので、行って手伝ってあげる訳にも行かない。

そう言えば、三女が東京に行く時にも、東京で引っ越しする時にも手伝ったりしなかったなと考える。

彼女は決めると直ぐ動くタイプ、それ自体は良い事だが、自分たちが手伝う余地は無い。

彼女から見れば、『うちのお母さんは私の事は何も手伝ってくれないな。』と考えているだろうが、ほんのちょっとしか口には出さない。

有難いことです。

有難いと言えば、ここに引っ越してきたのも有難い。

最初にこの家を見つけたのはカチタスってサイト（？）だった。

メールの受信ボックスを調べると、スポンサーと頭に有るメール（宣伝？）がある。

そこにカチタスってのが有って、エッツカチタスって何？？？と考えてみてしまう。

次女には面倒だからそんなのは捨てて置いたらいいと言われるのだが、そこはほら何にでも興味があるでしょ。

何だったら、ぜーんぜん想像もつかない宣伝を開けたりする。

「お母さん、変なの見たら、ウイルス感染したりするに。」と次女に諭されるが、Googleさんを信じているので、大丈夫かな？？

少し前から、マンションに住むのは家賃も高いし、年を取ったら住めるのか？？と疑問があった。

駅近だけど、年取ったら更新してくれないかも知れない、だったら違う所に住みたいなと思っていた。

だけどね、先立つものが無いんだよね。

少しは貯金が無いと引っ越しも出来ない、物を捨てるにもお金が掛ってしまうんだよね。

大変な時代やな、だってねマンションが高いから出て安い所に行きたくても、マンションの家賃で貯金も出来ない。

家賃高くても、３人や4人で家賃を払っているのと、2人で払っているのでは負担が違う。

2人で住むには大きいし、家賃勿体ないな～、なんて考えたりして、次女と相談していた。

その時にカチタスの宣伝が入って居た。

カチタスって何だと言うと、古い家をリフォームして綺麗にしてから売る住宅会社だった。

住宅って新築の方が良いと思われがちだが、リフォームして使いやすくすれば問題は無い。

それに、そこ迄問題なく建っている躯体はリフォームの時に地震対策したら、今住むには良いんじゃ無いだろうか？？

カチタスを見て、なる程これは良いと考えた。

現在住宅価格が高騰して、家を建てるのも大変な時代だ、材料価格が高騰しているのに、建売が安いという事は、推して知るべしである。

カチタスは古家を買い取って、それを自社でリフォームして売る。

若しかしたら、こんなのが良いんじゃないかな、なんて考えても、手が出ない。

何しろ先立つものが無いからね。

そんな中、賃貸マンションの名義を次女にしたいと考えて話していて、じゃあ管理会社に言ってみようと成った。

管理会社の返事はと言うと、駄目との事、収入が少ないと駄目なの？？でも入った時に長女の収入は少なかったんだけどな。

人生の不条理を思う。

「どうする？？」

「どうしよう？？」

2人で話し合っても埒が明かない、三女に連絡する事にした。

「僕のボーナス入ったら、お金出すで引っ越ししよ。」三女の有難い言葉が身に染みる。