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人間だもの

親に為るのは簡単だけど、親として生きるのは難しい。

60過ぎると親としての役割は一応終わって、自分の時間を楽しもうと思っていて、子供の領分には踏み込みたくないと思っている。

生れた時はこんなに小さいのに大丈夫かーとか思っていた子供も、もう一番下の子が30を超えて、他人にそれを話すと説教される。

「結婚させないの?」

「一人で大丈夫なの?」

「子供産めなくなっちゃうよ。」

言いたい事は良く分かる、だけどねーそれ私が判断する事じゃ無いですから、こんな自由な(筈の)国で、こんな自由な時代に結婚して子供産むのが幸せって誰が決めたんだ。

私は子供を産んで幸せだったとしても、彼や彼女が幸せだと感じるかどうかは解らない。

大体が誰でも幸せって使いすぎ、幸せって感じる事で自分が幸せだと思ったら幸せだし、不幸せだと思ったら不幸せ。

子供を育てるのに一人で4人をプールに連れて行ったり、病気の子を預ける所が無くて、会社に連れて行ったりしたのも、おもろいと自分が思い込まなきゃ地獄です。

会社の社長(結婚した時は社長の息子で次期社長)と言っても、小さい町工場の社長だったりすると、優雅な奥様ライフは夢のまた夢。

だけど、人生を面白がって生きてきたから、大変だった自分は人より得したとか、人より幸せだーと考えている。

「おかーさん大変だったよね、頑張ってきたと思うわ。」と三女。

「ワンオペで頑張って来たよね、解ってるよ。」と次女。

うーん、おとーさんいたけどね、あんたたちの小さい頃はほぼ自分の趣味しかしてなかったからね。

子供が小さい時期には言えなかったけど(お父さんに偏見を持つといけないので)今なら言える。

私が仕事で会社に居た時に、家で自分の自転車組んでたのに、子供たちのご飯を考えてくれなくて、会社から帰った事。

一度経験して期待しなくなると、自分で違う手を考えるようになる、それで保存食を作るようになって、料理の腕も上がったと考えれば、私は運がいい。

だからと言って子供たちに結婚して子供を持つのが幸せよ、なーんて言えるほど私はまだ人生を満喫していない。

なので自分の自由をつかみ取りながら、子供にも自由でいて欲しいと思う。

人生は一回、自分の思った様にするのが一番いい、結婚も子供も選択肢だけど、それだけじゃない、子供なんて恵まれるかどうかは神のみぞ知る。

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