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糧は敵に困る(窮余の策だがよくない)|2月17日
糧は敵に困る(窮余の策だがよくない)
孫子の作戦篇で、戦争は金がかかる。その金はみな国民の税金で賄われるものだから、好戦的であってはいけないし、戦う場合でも長期戦はいけないと、戦争の害を経済面からのべている。このように経済と当初の作戦篇第二においたのは卓見である。
ところで戦争にかかる費用では、食糧輸送費がもっとも大きいが、だからといって作戦現地で食糧を買ったのでは高くついて経済がもたない。そこで窮余の策として食糧だけは出征先のものを奪って食えとその方法まで「郷(ごう)を掠(かす)むるには衆を分かち」(軍争篇)とのべている。
毛沢東の中共軍は、これをやらせなかった。蒋介石の国民党政府軍が敗れて台湾ににげたのは、糧を民衆から奪って民心を失ったからだ。孫子の時代にはどの諸侯も同じだからよかったが、現代では通用しない。ビジネスでも現地からなんでも奪っていくような態度、ずるいやり方は長続きしない。不興をかうだけだ。損して得とれでいくべきだ。
2月17日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
現在では通用しないと作者は述べています。
まったくその通りで現地の人にしてみたらたまったものではありません。
戦争は莫大な費用がかかるためそもそもしない方がいい。
しかし、時としてやらねばならぬことがある。
矛盾することも多いですが基本は不戦でいることが大事なんだと思いました。
今日も一日がんばります。
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