善く攻むる者は、九天の上に動く(よく敵情を捉えて攻めよ)|4月7日
善く攻むる者は、九天の上に動く(よく敵情を捉えて攻めよ)
この言葉も、前日の言葉と対をなす攻守諭である。孫子は攻撃、防御の説明については、この箇所と虚実篇でしかのべていない。クラウゼヴィッツの『戦争論』にしても、旧日本陸軍の『作戦要務令』にしても、旧海軍の『海戦要務令』にしても、攻防の記述が多い。だが孫子の攻防論は「勝つべからざる者は守るなり。攻むるは則ち余り有ればなり。善く守る者は九天の下に蔵れ、善く攻むる者は九天の上に動く。故に能く自ら保ちて勝を全うするなり」その他わずかである。これは孫子が他の兵書と異なり、作戦の事務や部隊の具体的行動をのべていないからである。だが九天の上に動くとは、敵情偵察の本質を衝いた言葉だ。敵は九地の下に蔵れて姿をみせなくするのだから、頭かくして尻かくさずの敵の尻尾を捉えて、敵の実態を暴くことが必要だ。そしてその弱点を知り、そこから突破口を開くのである。
4月7日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
敵情視察の重要性。
今の自分の状況を判断する上でとても大事なことですね。
現在の自分と敵の状況がわからなければ余りあるのかないのかわかりません。
常に相手との差がどれくらいなのかは完全に把握していないといけませんね。
今年は正念場です。奇策を用いて戦わないといけません。
今日も一日がんばります。
旭橋を愛する旭川市民です。名入れ印刷ばっかりする贈答品屋の(株)クボタ贈商とWEB販売の(株)ニムリスにて人生修行中です。旭川地域ポータルサイト「いいあさひかわ」もどうにかしたいっす。武士道の言葉「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」 が好きです。