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敵すれば則ち能くこれと戦う(彼我伯仲のときの戦い)|3月9日
敵すれば則ち能くこれと戦う(彼我伯仲のときの戦い)
本項の「敵則能戦野之」は、彼我の兵力比に応ずる戦いのなかで、彼我伯仲したときの戦い方をのべたもので、孫子は能くこれと戦えという。ではどう戦うか。孫子は二倍ぐらいの兵力では勝てるかどうかわからないので、敵をわけて戦えといっている。とすれば五分五分なら、なおさら勝算はない。孫子は形篇で、守る=防御は足らないから行なうし、攻撃は余り有る=多勢だからするといっていて、五分五分の際の戦いにはふれていない。
ところでこの場合は戦略的見地からの戦いである。敵が十万、我も十万といった場合だ。兵力が同じなら、優劣は何できまるか。七計だ。君主の政治、将軍の采配、天候気象、将兵の強弱、訓練の度合い、軍の規律それに装備の大小を比較して、攻防いずれにでるかをきめる必要がある。用間篇に「相守ること数年、以て一日の勝を争う」とは、兵力差のないとき、互いに相手が隙をだすのを待っての戦い、結果七計によってきまるのである。賤ケ岳合戦ははこれを物語っている。
3月9日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
五分五分の時は何で決まるかということを教えられました。
七計できまる。
均衡した状態ではやはり情報がとても大事です。
相手が自分より何おとり隙ができるのか。
三国志の司馬懿や秀吉はそういうことがしっかり理解できていた人なのでしょうね。
今日も一日がんばります。
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