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未だ功久なるを賭(み)ざるなり(早く終わらせるのが一番)|2月13日
未だ功久なるを賭(み)ざるなり(早く終わらせるのが一番)
この「未賭功久之也」も、作戦篇の初めのことにでてくる言葉だ。趣旨は二月十二日でのべたとおり、軍人は軍事技術者として長くかかっても巧妙な作戦をしようとするが、戦争が長びいて国家の利益のあったためしはない、拙速がよいということと同じである。
本項の解説は以上でおく。これまでの研究でわかるように、孫子は簡潔だ。これを枯渇とか、簡古という人もいる。だがなぜ簡潔になっているか。他の兵書と比較してわかることは、孫子には作戦に伴なう具体的な軍隊の動き(作戦の用兵事務)がない。つまり本質ばかりのべられ、用兵関係の具体的部隊行動は省略されている。
たとえば本項なら、拙速ではどういう作戦をするかはない。敵を料(は)れというが、その具体的な判断法はのべていない。だから戦場の描写などは全部カットされていて、兵書特有の血腥さは全くない。これが孫子を、政治家やビジネスマンたちの利用を容易にしているのである。
2月13日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
本質を知ることは大事なんでしょうね。
だから、今の時代にも通用する。
とにかくやるからにはしっかりと準備して勝てる戦しかしない。
そしてすばやく終わらせる。
状況を判断してということでしょうね。
しかし、自分だけの判断だけではことは進まないというジレンマ(二律背反)。
そういうものもありますね。
今日も一日がんばります。
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