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少なければ則ちこれを逃れるか避けよ(退却の妙)|3月10日

少なければ則ちこれを逃れるか避けよ(退却の妙)

孫子は、弱者の戦術と、弱者の戦略をはっきりわけている。敵は分散、我は集中、あるいはわが全力をもて敵の分力を討つは弱者の戦術だ。弱者の戦略は他とスクラムを組みことだ。日露戦争では、わが国は英米とスクラムを組んだから勝てた。太平洋戦争では孤立したから敗れた。だから孫子は、己ひとりでの戦略は逃げるか避けるかしかないという。
日本人は古来逃げるを恥とするが、名経営者には退却の妙を発揮したため今日の成功があるという人が多い。『甲陽軍鑑』は、織田信長の戦略を「むずかしいと思えばさっさと退き、力をたくわえては攻撃に出て着実に領土を拡げた」というが、彼の天下制覇は、まさしく退却の妙によって得たものだ。退却で大切なことは、タイミングを逸しないことだ。太田滋氏の研究によれば、退却は危機が表面化した時点で、早期に行わなければ機失する。損失が二期以上連投した後では、すでに傷は深くなり、退却の機を失しているという。信長の退却は早かったから成功した。

3月10日、孫子一日一言の言葉です。

おはようございます。

退却の妙。納得するところですね。

危機がわかっているのに使った金や物、時間が惜しまれて引きが遅くなるということはあります。

人間関係でもこの人とはどうも合わないという感じがあっても近寄ってくる場合などは退却が遅くなりますね。

鬼になれず売掛金が膨らんで損失が広がっていく。

退却は早くしなければなりません。

孫子はそのことを教えてくれているのですね。

今日も一日がんばります。

本日ポイントUPのチャンスです(笑)

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旭橋を愛する旭川市民です。名入れ印刷ばっかりする贈答品屋の(株)クボタ贈商とWEB販売の(株)ニムリスにて人生修行中です。旭川地域ポータルサイト「いいあさひかわ」もどうにかしたいっす。武士道の言葉「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」 が好きです。