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兵を用うるの害を知らざる者は、則ち兵を用うるの利を知る能わず(利あれば必ず害がる)|2月14日

兵を用うるの害を知らざる者は、則ち兵を用うるの利を知る能わず(利あれば必ず害がる)

孫子の特徴であるトレードオフ問題解決法を敷衍(ふえん)してのべたい。孫子の二律背反は二月五日にのべた項目のほか、攻と守、迂と直、厳と寛、動と静、拙速と功久、先と後、佚と労、治と乱、鋭気と惰気、飽と飢など数限りなく多い。これは孫子が原則検討の際、自然害もそのひとつだ。孫子は作戦篇で表題でのべるとともに九変篇でも「智者の慮(おもんばかり)は必ず利害を雑(ともな)う。利を雑(まじ)えて務信(つとめの)ぶべきなり。害を雑えて患、解くべきなり」とのべている。
よく、会議での積極論が大手をふって通る。だがコインに表があれば裏があるように、ものごとには必ず利があれば害があるものだ。大声で利を強調したといっても害がきえることはない。かつて野村証券の副社長であった故志茂明氏は、役員会で一度も賛成意見をのべたことのない男といわれたが、会議の偏りがちな傾向を知っていて釘をさしていたのだ。

2月14日、孫子一日一言の言葉です。

おはようございます。

たしかにと思いました。

会議の席というのは自分自身も反対を述べる人を煙たがっていまいます。

それではいけませんね。

敢て言っている人もいるかもしれないし、そこで考える思考ができる。

どうしても人間の本質上、自分に都合のいい意見を入れたがります。

しかし、実際には反対意見ほどありがたい場合も多いかもしれません。

それを受けいれられる人間力が必要なんでしょうね。

今日も一日がんばります。

旭橋を愛する旭川市民です。名入れ印刷ばっかりする贈答品屋の(株)クボタ贈商とWEB販売の(株)ニムリスにて人生修行中です。旭川地域ポータルサイト「いいあさひかわ」もどうにかしたいっす。武士道の言葉「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」 が好きです。