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女性活躍に向け、男性管理職の意識へのアプローチ方法


この記事、そうそう、と思いながらとても興味深く読みました。


記載されているように、育児や家事は女性の仕事と決まっている訳ではありませんよね。

男女共にこのジェンダーバイアスを丁寧に解いていくことが重要だと思います。

例えば、パパが毎週1回飲みに行ってもそんなに気になりませんよね。(もちろん今はコロナなので自粛) でもママが毎週飲みに行くと、気が引けたり、罪悪感を持つかもしれません。また、もし行く場合は夕飯を作り置きするかもしれません。
いえいえ、男女平等の今はママだって週1回くらい飲みに行ってもいいですし、ご飯はパパに任せればいいんです。
男女共にジェンダーバイアスを解いていきましょう。

さて、最近の若手男性は、パートナーのキャリアを大切にしたいと考えている方が増えています。そして育児も一緒にやりたいと考えている方も増えています。

若手男性の約8割が育休をとりたい(2017年 日本生産性本部調査)。また、若手だけでなくミドル社員も86%が育休を取得したい(2019年エン・ジャパン調査)と答えています。そしてもちろん育休後は家庭も大切にしていくでしょう。

ということは、
今の残業が前提の管理職の働き方のままでは今後は男性も管理職になりたいと思わなくなる方が増えてくるかも。又は、やっぱりパートナー(女性)が主に育児をすることになり、女性がキャリアを諦めることに。

結果、各企業が重要課題としている"女性活躍"は進みません。

ここを解決しないと、管理職になる女性は、今までの男性管理職と同じように家庭を犠牲にする女性、子どもを持たない女性、一部のスーパーウーマンなどに限られます。

以上から、女性活躍には、男女共に”仕事も家庭も大切に出来る管理職”を増やしていくことが欠かせないのではと思います。

本来、それを実現するのがワーク・ライフバランス推進であり、働き方改革であり、国も重要課題として取り組んでいます。
しかし、今までの管理職の経験から、そんなこと言っても難しい、と考えられて進まない状況。企業の推進担当者もここで頭を悩ませているのではと思います。

今まで男性は育児をしてこなかった方が多く、やっぱり女性の気持ちがわからないかもしれません。(そういう私も先日育休をとるまでわかっていませんでした)

そこで今後大切と考えられるのが男性育休です。実際に育休を取って、産後を一緒に過ごすことで、その大変さを知り、喜びや幸せを感じ、そしてパートナーの人生を考えられるようになります。

私も1カ月取得したことで、本当にその大切さを実感しました。
今までの管理職の働き方を否定するつもりはありません。ただ、様々な社会環境、価値観や考え方が変わっていく中、未来に向けて管理職の働き方も進化していくことが必要です。

今日は少し仕事の話になりますが、私はワークライフバランスコンサルタントとして職場の働き方改革を支援しています。
そして3年程前から企業から男性育休に関する相談も受けています。
コンサルタントの立場から申し上げますと

⚫︎ただ休めばよいわけではなく、どう過ごすかかが非常に大切 →事前に育休講座など研修の実施をお勧めします。
⚫︎今後は育児や介護、趣味など誰もがライフイベントと仕事を両立していく社会になり、お互いさまの心で進める
⚫︎期間は1カ月以上

ただ、管理職の中にはもう子供が大きくなって育児が終わっている方もいるでしょう。その場合は、管理職へ「仕事と介護の両立研修」もお勧めしています。

介護は管理職自身が直面する問題です。直面するとどんな生活になるか、ケーススタディでシュミレーションして頂き、このままではマズイ!、働き方やマネジメント方法を変えねば、と感じて頂くことが出来ます。

また、介護保険サービスの基礎知識を身につけると、部下や同僚が介護に直面した時に会話が出来るようになり、相談にのれるようになります。(現在は、上司も部下も知識が全くなく、どう相談すれば、どう相談にのれば、という方も多いです)

その上で、今は社会環境が変わってきていますよ、女性活躍など職場の発展には男性の家庭進出が大切であり、管理職でも仕事も家庭も大切にしていく社会への変革期なんですよ。と管理職にも男性育休研修(部下の男性育休推進)を進めていくと理解が得られるのではないでしょうか。

人は理性と感情の両方が大切。当事者意識を持つ機会をつくることで一歩ずつ変わっていきます。

まとめ
男性の意識改革に向けて、
若手からミドルの男性には男性育休研修
ミドルからベテラン(管理職)には仕事と介護の両立研修
がお勧めです。

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