古民家での温かな対話が生む教育の形:AI時代の学びって?
先日、古民家で行われた教育の対話イベントにサポーターボランティアとして参加!
テーマは『「カタガキ」や「デジタル」を手放し、自然体で教育について語り合う』こと。
温かみのある古民家が、対話の場として特別な雰囲気を提供していました。
イベントの主催は、教育者であり、最近『「勉強しなさい!」と言わない子育て』を出版された山本崇雄さんです。
教育への新しいアプローチに共感する人々が集まり、本書で触れられた『教えない教育』の実践について意見交換が行われました。
なぜこのような機会にお声がかかったのかというと・・・
先日ご訪問した、横浜創英中学・高校を訪問したことをきっかけに、山本副校長との交流がすすみ、このような貴重な機会にお声がけいただきました。
午前中は運動会というすごいスケジュールでしたが(笑)、即答して参加させていただくことに。
「古民家」に "きょういく"?〜「カタガキ」や「デジタル」を手放す対話会について
「子どもの学ぶ力の育て方」をテーマに子育てを中心に、学校や企業での教育まで、話題提供とみなさんの疑問から対話する会ということで企画されました。その中で、書籍に書ききれなかった子育てのエッセンスも山本さんから共有いただき、大変学び多き一時。
イベントの場となった古民家は、木の温もりとどこか懐かしさを感じさせる場所。
そこでの対話には、「カタガキ」や「デジタル」といった現代の効率や肩書きに縛られた教育から一歩離れ、本質的な「学び」の形を感じさせる雰囲気がありました。
中学生からシニアまで、さまざまな世代の方々が集まり、教育についての多様な視点を共有するなんて不思議な空間。
「子どもの学ぶ力」を育む対話のテーマ
普段は家庭で、学校で、あるいは企業で人材育成に携わる方々が集まり、理想と課題について対話を繰り返しました。
特に書籍には書ききれなかった、山本さんの子育ての「エッセンス」がふんだんに共有され、大いに学びを得られた時間でした。
参加者からは、現在の教育への違和感やモヤモヤが次々と語られました。
そこからは、普段見えづらい教育の一面も浮かび上がり、「実はこんな良い点もある」という再発見も。
こうした素朴な疑問が投げかけられ、それに対して全員が自由に自分の思いを言葉にする。
対話の中から見えてくるものは、新しい発見の連続でした。
印象的だったのは、
「子どもに対して、いつ手を離すのが良いのか?」
というテーマです。これは親子だけでなく、教育者や企業の人材育成でも同様の課題です。
さらに印象的だったのは、子どもたちの言葉です。
「誰でも失敗するもの。大人が失敗するのは面白い。その失敗を面白く語ってくれるお母さんが好き」
という言葉に、彼らが自然に失敗を受け入れ、それを楽しむ環境の大切さを改めて感じさせられました。
イベントでは、子育てから学校、企業での教育まで幅広いテーマについて自由に語り合うことができ、参加者の疑問や意見が自然と共有され、互いに学び合う温かな時間が流れました。
また、教育業界の方々との新たなつながりも生まれ、今後の活動に向けた刺激をいただきました。
普段と違う、新鮮な「人との距離感」
ITやAI業界でデジタルの世界にどっぷり浸かっている私にとって、今回の対話イベントは、ある意味でとても新鮮な体験でした。
人との距離がぐっと近くなり、自然と心がほぐれるような温かさを感じました。
どこか懐かしさを覚える空間は、まるで昔の町の会合に参加したような気分。
そうした「人間らしさ」に触れる時間がとても心地よく、改めて対話の大切さを実感しました。
子どもたちに感じてもらいたい「温かい空間」
うれしかったのは、今回の場が子どもたちにもそうした「温かい空間」として感じてもらえたことです。日常のデジタル教育やテクノロジーとは異なる「人と人」との結びつき、そして「地域」とのつながりを、こうした場で自然に感じ取ってもらえたのではないかと思います。
ボランティアメンバーとして参加してみて感じたこと
このイベントを通して、子育てに限らず、学校や企業での教育まで多岐にわたるテーマを共有できました。参加者からも感謝のメッセージをいただき、この活動が人の心に響いたかを実感しました。
このイベントを支えたボランティア活動の中で感じたのは、
学びの場において、大人も越境して新しい挑戦をする姿が子どもたちに勇気を与える
ということです。
大人がただ「教える」だけでなく、一緒に学び、試行錯誤しながら成長する姿があるからこそ、子どもたちにとっても良いロールモデルになるのだと思いました。
最後に
今後も、子どもたちや若者が個性を伸ばし、共感力を育むための学びの場をさらに広げていきたいです。
デジタルやAIの時代だからこそ、「人らしさ」や「対話の温かさ」を感じられる空間を提供し続け、「教育×〇〇」といった多角的なアプローチで、未来の学びの可能性を広げていきたいと思います。
教育は一人だけで完結するものではなく、地域や社会とのつながりの中でこそ深まっていくもの。
この対話を通じて、私たちもともに成長し、学びの未来を築いていきたいと心から願っています。
もしこの活動に共感いただける方がいらっしゃいましたら、noteでのいいねやシェア、SNSでの繋がりを通じて応援いただけると嬉しいです。
皆さんとともに「学び」の未来を創造していきましょう!
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