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頭は機関車、身体は客車

(次世代の人たちに、伝えたいメッセージや感じたこと、もしかしたらお役立つかもしれないな、と思うことを思いつくままに書いています。)

ムスコが小さい頃「機関車トーマス」が大好きで、私もよくいっしょに見ていました。
トーマスは機関車で先頭に立ち、客車のアニーとクララベルを引っ張ります。
それぞれに個性があって面白いのだけれど(そこはアニメや絵本なので)、客車(アニーとクララベル)は自分の好きな時に好きな方向に行けるわけではない。
自分の意思では動けない。
機関車(トーマス)が動きたいと思ったら、その時にその方向についていくしかない。
決めるのはトーマス。

いきなりですが、頭と身体も同じ関係だなあ、と思うのです。
いつ何をするか、どう動くか、考え決めるのは頭(脳)で、身体は指示されたとおりにするしかない。
「身体との対話」「身体の声を聞く」というような言葉を聞きますが、皆さんはどうでしょう?
対話していますか?
身体の声を聞いていますか?

私は我ながら体力があると思っていて(実際にあります)
ちょっとくらいの無理はできると、ずっと思ってきました。
「疲れてるなあ」とは感じていても
そこはあまり気にせず、どんどんいろいろなことをやってしまうことが多かったです。
それが一昨年くらいに腰痛がひどく、病院に行っても整体に行ってもよくならず、相当に困ったことがありました。
私は本当の意味で「身体との対話」をしたのは生まれて初めてだったかもしれないです。
心を静かにして身体中触っていくと、太ももの後ろ側がカチカチに石みたいに固いことに気づきました。
「こんなに固いのになぜ今まで気づかなかったんだろう?」と
不思議に思うくらいでしたが、まあ、自分の脚なんて注意深くチェックしたことなんてなかったんですよね。
身体に対するあまりのいい加減さ、無頓着さに、自分でもがっくりしました。
その固い部分をほぐしていくことで、腰痛も徐々に良くなっていったのですが。
私の頭が勝手に私の身体をこき使い、身体は黙っていうこと聞くしかなかったのだなあ、とつくづく申し訳ないと感じました。

それ以来、機関車(頭)は客車(身体)の様子を見ながら、進むようにしています。
とはいえ、時々また忘れそうになるので、こうやって文字に残してみました。

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