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【観劇感想】舞台「鋼の錬金術師」を観て

観てきました。

そもそも、鋼の錬金術師が有名なことは知っていたのですが、漫画もアニメも映画も見たことなかったんですよね。
個人的趣味嗜好でストーリーのあらすじが理解できなくて無理だって毛嫌いしていたんです。。。

お母さんを錬金しようとした挙げ句に、その際に失った身体を取り戻そうとしているだと?!

自業自得じゃん。
えっ……無理。。。
とか思ってました。
(心激狭かつ酷いやつだな私、、、とは思うけど…)
ごめんなさいっ
でも舞台観劇するなら、とりあえずアニメを観てみようと思って、みてみたんですけど、、、、
ちゃんと悩み苦しんでた!!
等価交換すきです。
いやぁ、人気なのはこういうところか!!と思ったと同時に、あらすじで毛嫌いしていた私が恥ずかしいっ。

主人公たちを欠片も応援する気になれないと思ってたのに、取り巻く世界が好きすぎました……!

という所までいって、次は
舞台観劇に今度耐えられるか?!
問題が発生しまして。。
私、2次元は2次元だからこそ美しいといいますか、、、人がわざわざやって実写化する必要ある?って思う人だったんですよね。
基本的に。。
(お前!2.5作品めちゃめちゃ喜んでるじゃないかーーっ、何が違うんだよと言われるとちょっと私もわからないんですけど笑)
中途半端なら、コスプレーヤーがコスプレしたもののほうがかっこよかったり美しかったりするしな……みたいなこと思っちゃうタイプだったんです。
付加価値を感じることが出来ないと、、、
2次元で好きになったものを3次元にしたときに理想と違ったら、、、
と思うと苦しくてっ
保守的に生きすぎて
未知に踏み込むことを躊躇いたがるんですよね私。

ギャンブル的なものに手を出すのが苦手というか、好きかもしれないけど嫌いかもしれないみたいなものって
嫌いかもしれないを考慮して辞めたくなりがち。

そんなわけで、(と言いながらチケットはとったんですけど)疑心暗鬼で観劇日を迎えたわけです。
風のうわさで良いとは聞いたけど、私、みんなが良くてもだめなときあるし
とか思ったりしちゃって構え続ける感じで。
(予防線張りまくるひねくれ者してました)

結果、面白いというとなんか違うけど、キンブリーさん観れて良かったです!

キンブリーさんは良かったとして(おそらく後で語る)、
物語のはじまり方面白いなって思いました。
私が石丸さんの演出作品を観るのはこれで3作目なのですが、なんなんですかね。
例えば、新学期初日、留年生がクラスメイトになるらしいという噂が流れてざわざわしている教室に、留年生が入ってきた瞬間にしーんと静まる(視線が留年生に向いて値踏みが始まる)みたいな感じで。
日常にやってきた非日常と言うと雰囲気が、違うんですけど、日常からの地続きで非日常が始まると言いますか。その瞬間から集中が始まるのがゾワゾワします。
開始のためのbgmが流れるわけでもなく、舞台上の幕が上がったり客電が落ちるより先に、キャストが出て物語が始まる。
そこにいるキャストに集中すると、客席は静まり客電も落ちていくみたいな感じで、始まるよーとしていなくても始まった瞬間に、空間を共にするのが趣深いなと思ったりしました。

ガッツリカットされている話もおそらくあったと思うのですが(アニメしかしらない)、よくやってるなと(どこから目線?って感じでごめんなさい)思いました。

いや、そこのシーンは、前にこんなことがあってとか思う場所もあるんですけど、それを知ってる人にとっては脳内補完で観れるし、知らない人にとってもシーンが、繋がるなと思ったり。
(ウィンリィのところとか)
取捨選択大変なんだろうなと思ったのでした。

円が光るのはゾクゾクしましたね!!
ストーリーの最後の方のシーン観たくなりました(ぶっ飛ぶ)

アルフォンスとかどーすんだよとか思ってましたけど……めちゃくちゃよかった……。
アルフォンス愛おしさ増しましたね。
ヒーローショーとか観たことないんですけど、ヒーローショーを観たならばこんな気持ちになるのかもと思うぐらい、動くし、かっこいいし、胸が高鳴る!
細かく動くし、すごい……
胸あたりの板がよく見ると透けててここで視界を確保しているのか!と思うと本当にすごいしか言えない。
ちゃちい感じだったら嫌だなとか思っていたのですが、スゴ……
となりました。

エドは、なんかすごいなぁと。
一色さんの運動能力の高さに惚れました。
すごいっ
アニメだから動いてると思ったけど、
人間でも、そんなことできるのかっみたいな感動もありましたし、
エドの感情の起伏になんだか胸をうたれましたね。諦めたくなるような状況で前を向くことができる強さを持っているけれど
そんな彼でも出来ないことがある構図というか
好きでしたね。

あとは、リザが最高に格好良くて惚れた。
身のこなしの素晴らしさ。
敵に反応して攻撃するまでのスピード感が、好き……
墓地でのシーンも、リザが素敵な人だなと本当に思いまして。
少佐が傍に置く理由がわかるというか、素敵だなと思うなどしたのでした。


キンブリー。
チケットとった理由が、9割以上勝吾さんの姿をみたいだった私。
キンブリーは、ニコニコがとまらなかった。
キンブリー。(連呼)
アニメを観た感じではホーエンハイムさんが最推しかなって感じなんですけど、
舞台作品としてみたときのキンブリー楽しすぎて好きでした。(ホーエンハイムさん出てこないしね)
階段上ってるだけで、あいつは何者感満載で楽しすぎた。重心どこにあるん??みたいなところが、良かったですね〜。(体幹がある。)
歌ってたり(めちゃくちゃ声が響き渡ってて楽しかった。)賢者の石を見せびらかしてきたり()
自由だぜ!
いや、勝手にやってたわけではないんですけどね。
ロングトーンしながらギアを上げていくのが楽しいっ!
笑い声とか最高!!
東京楽では口笛吹いてたりもしましたね。
楽しそうで良かった……。

セリフをはっきり思い出せないのですが、
狂ってないと〜
みたいなセリフを言うときの表情の変化がたまらなかったですね。
愉悦というのか、楽しんでいるところから一気に真剣と言いますか、圧を感じるあのお顔。。。
たまらない。
楽しいことを楽しんで、素に戻るといいますか。
ただの狂人じゃないということが
伝わると言いますか、
ゾワッとする良きシーンだったなと思ったのでした!!

ということで、ひとまず思い出はここまで。

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