記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【観劇感想】ミュージカル「DOROTHY 〜オズの魔法使い〜」を観て

「めちゃくちゃ、音楽に特化した国なのに、オズの魔法使いで、面白かった!!」

これが、劇場をでた私の観劇直後の感想。

地方公演中
https://www.ktv.jp/dorothy-musical/

ここからはネタバレを大いに含みますのでお気をつけて。


オズの魔法使いでドロシーが望むこと。
それは、「カンザスの家に帰ること。」
だったんですよ。
少なくとも私が観たミュージカル映画と小説では。

下記、私が観た、映画と小説

ミュージカル「DOROTHY」では、
ドロシーが望むものが異なっていて
えええっ???
となったのですが良かったです!

そして、チューチューネズミ
かと思いきや
チューバでその要素が入っていたり
歌詞とかを聞き取れてないなかったら
申し訳ないのですけど
空飛ぶ猿?の表現そうきたかー
とか
特に説明はなかったけど、
銀色の靴…ではなく白でしたかね?
ケシの花どうするんだ?で嬢王蜂!!
からの!!
わかる人に察してもらえたら嬉しいぐらいの書き方しかしませんが、要素の取り込み方含めで面白かったです!

そして、西と東の魔女を倒すのではなく
説得するのが良かったなぁ

ハーモニーを奏でる音楽の国でしたね。


物語は、現代から始まるのですが、
ドロシーと仲間たちのあの空気感
もう、
「そうなるだろうな」
しか、感じないwww
私、吹奏楽をちょこちょこやってきてまして、(メッチャクチャ強豪校とかでなかったけど、ガチではあったと思う)
温度差というか、
努力をみせる人と見せない人…も含めて
古傷が痛む笑
ドロシーが、言いたいこともわかるし、周りのみんなが思ってることも感じてしまうっ
当事者には戻りたくないですが、あの空気感良かったです✨

■ドロシー


バイオリンを奏でる姿がすごく大切に作られたんだろうな!って思ったんですよ!
音に合わせて、弓を動かし、指を動かし、何ならビブラートをかけるようにも動かしている…
という私も素人ですが
もし、未経験の方だとしたら
それは努力だなって思うし
役を生きることを大切にされているんだろうなって感じるし
素敵だった
歌も演技もすてき!

■オズの精


ひたすら可愛くて最高だった✨
そして、あの衣装めっちゃ好み
着たい……可愛いあの衣装好き……
ビジュアル撮影の衣装より良いよ
音符をイメージしているのかな??と思うあの帽子と衣装の組み合わせ最高じゃないですか??
最後の方の場面で、お盆を叩きつけたりするときの表情がたまらなかった〜

■カカシ


指揮者!!
リズムを刻んでいくの
ああああっ
ですよねぇぇぇ
みたいな心地でした(何も伝わらない)。
あの、表拍と裏拍を数えていくといえばいいんですかね??
4分音符でも、脳内では8分音符で刻んどくみたいなあの感覚。
それそれ大事!やったよーみたいな思い出に浸った。

カカシさん、まさかの降りることを考える事ができなかっただけで、自分で動けた!という所に
脳みそがないカカシ
ってなるほど〜そういうことか
と思ったのでした。

この納得のさせ方好きですね。
いや、本人がないって言ってるだけで
あるだろって
観測者が思うタイミングが大事?だと思っているので好きでしたー

そして、可愛い……
この可愛さは、
純粋ってところですかね。
無垢でありながらも、願いはある。
このあたりの純粋さと欲望の塩梅たまらない。
おちゃめなところもあるんだけど、
脳みそがないから、
(どうすればいいのか想像することができないから)
周りの仲間と上手くいかなかったんですねぇ。
そして、周りの仲間も、どうしたほうが良いと一緒に考えることはしなかったんだろうなぁ。

■ブリキ


助けてもらってるのに
めちゃくちゃ、無礼なっ
とか思ったけど
これか!
これが心臓(こころ)のないブリキ!!!

やはり、この設定情報の伝え方好きですね〜
小説だと文字ですけど、
観劇だとリアルな感覚として感じる気がして!

いやーめっちゃうたうまーーーーっ
楽しいいいいいい
って感じでした〜
いるよね、ブリキみたいな人…
とか頭をよぎってます(余談)笑

■ライオン


人間のときはラッパだった(王様)けど、
ライオンさんはアルトサックスだっぁあぁっ!!!
かっけぇーーー
あのアルトサックスほしいいいっ
(トランペットとアルトサックスを学生時代吹いていた勝手な喜びも加味されています(激しく余談))
「吹けない音」の音がうますぎて笑
ニヤニヤしながら聞いてましたとも笑
役者さん、首傷めないでね
(結構凝るよあのストラップ…)
しかし、勇気か……
オーディションとか本番とかめっちゃ緊張しますよねぇ
トランペットのオーディションで、満足いく演奏もできずに落ちて、アルトサックス吹くようになった人間故に身に迫るものがwww(余談)
今となっては、どちらも好き!なので🎶

■オズ


お茶目で??
オズだったーー
エメラルドシティで眼鏡かけるくだりがあってテンションあがった〜
あと、見せかけオズの表現ーーー
とマイクをお持ちのあのお方ーーー
見せ方に魅せられて
楽しくてドキドキワクワク✨


■その他

この人間世界?と音楽の世界??魔法の世界??で似た人物が出てくる作りはミュージカル映画版のオズの魔法使いな感じがしますね〜
と言っても、小説とミュージカル映画版しか履修出来てないので
いれたての知識がピピピと来た喜びです。

小道具といいますか、白の平面に描かれたものたちをみてうっかり某出版社の某アプリの世界の中を思い出しました笑

それはさておき、色々なパーツも音楽に纏るものだったりで素敵だった!

今回、当初の願いと異なる願いを見つけていくことが、ひとつあるきがしていて、好きですね。
カカシは脳みそが欲しかったんだけど
脳みそをもらわずして結局木々たちの指揮者になる。カカシが求めていた脳みそは、意識して使ってなかったから見つけられなかっただけで、旅で培うことが出来たし、本当の願いは居場所が欲しいだったのかなぁとか。
ブリキは、心臓が欲しいと言っていたけど、実はブリキも心臓があったんですよ。ブリキで覆われたブリキで出来た心臓はもしかしたら出来事が響きにくかったのかもしれないけれど、経験をして感情を知っていく。そして、彼がやりたかったことは、助けること。役に立つことだったのかなぁとか。
ライオンは、勇気が欲しいと言うけれど、心の中には小さな勇気があったんですよね。
勇気が欲しいと言うけれど、最後に望んだのは守りたいと思えるようなともに過ごす仲間。その仲間のためならば、勇気を出すことだってできるんだろうなと!
楽しかったです!

■推し

勝吾さんのカカシ
純朴で可愛かった。

わからないですけど。
勝吾さんの演技の幅といいますか、楽しいなって思いましたね〜!

時を経て色々と経験を重ねていらっしゃるであろうなかで、あの透明感があるのかと思うと愛おしくなってしまう。

混沌渦巻く姿もすごく好きなんですけど
(内面と表面で言ってることや思ってることが異なりそうな役)
純粋さも
(まるで大切に育てられた(恐怖をしらない)子犬をみているかのような可愛さを含む)
好きなんですよね。

カカシには、脳みそがないと言うけれど
欲しいものと嫌いなものははっきりわかってて
というラインも楽しかった〜
感情はあるんだけど、考えることができない
ことについて考えるほどに
私は難しいと感じてしまうのですけど
そのあたりも素敵でしたね✨

あと、私すごく声が好きなので、
お声をきいた瞬間の喜びですよ
一番冒頭の方でお声を聴いたときのときめき
まるでサプライズをいただいたようで幸せでした♪

もちろんミュージカルなお歌も聴けたし幸せすぎました!!


この記事が参加している募集