「強みとジョハリの窓で可能性発見!」
こんにちは。Gallup社認定ストレングスコーチのさちこです。
はじめに
私がコーチングセッションやワークショップを行う際、まずはじめに「診断結果の第一印象はいかがでしたか?」と聞かせてもらっています。
「なるほどだなと思いました」
「自分としても納得する結果だった」
という声が多い一方で、
「はじめはいまいちしっくりこなかったけど、
過去のエピソードを振り返ると当てはまっているかもと感じた」
「自分のことだとは思うが、強みとして活かせていない」
という声もまた多く聞かれます。
今日は、ジョハリの窓を使いながら解説してみたいと思います。
ジョハリの窓とは?
自己理解・自己分析を行う際によく用いられることの多い「ジョハリの窓」
自分と相手の立場から自分について考えることによって、俯瞰的に自分自身を知り、他者とのコミュニケーションを円滑にするために非常に有効なツールです。
「無意識に繰り返される思考・行動の繰り返しのパターン」を教えてくれるストレングスファインダー®診断結果をこれと組み合わせて深掘りすることで、強み視点の自己理解を更に深めることができます。
では、4つの窓をそれぞれ見ていきたいと思います。
自分も他人も知っている、開放の窓
自分自身の主観と相手からの受け止め方が一致する部分を「開放の窓」と言います。
ストレングスファインダー®診断の結果を見た時に、自分も相手も「なるほど納得」と感じる部分はこの窓の領域に当てはまります。
この開放の窓を広げていくことで、自他理解の差がなくなり、関係性を高めていくことをサポートしてくれるのです。
自分は知ってるが他人は知らない、秘密の窓
自分は知っているにもかかわらず、過去の失敗やコンプレックスから、他人に見せていない部分を「秘密の窓」と言います。
「隠していたはずなのに上位資質として出てきてショック」という場合はこの窓の場合が多いです。上位資質はこれまで、無意識で使われてきていました。そのため、強みとして活かす方法がわからなかったため、暴走して負の要素となる部分ばかりを見ていたことが多かったのかもしれません。
「活かし方がよくわからない」「強みとしてポジティブに活かせていない」と感じた資質はこの領域に当てはまるととらえてみてください。
自分は知らないが他人は知っている、盲点の窓
自分では認識していないが、他人は知っている部分を「盲点の窓」と言います。
「はじめは納得できなかったが、レポートの読んで少し振り返ると、よく周りから言われていた」という感想をお持ちの方もいるのではないでしょうか。あまりにも自分にとっては無意識であるため、気づいていなかったり、資質を誤解していたため、自分にとっては「盲点」となっていた部分がこれに当てはまります。
自分も他人も知らない、未知の窓
他人はおろか、自分自身も知らない部分のことを「未知の窓」と言います。
「この上位資質が出てくるとは全く予想していなかった」「上位資質について話したが、相手の反応も意外だねというものだった」という要素がこれに当てはまります。
ストレングスファインダー®は、膨大なデータをもとに統計的に上位資質を診断しているため、まだ誰にも知られていない自分の隠れたポテンシャルを知ることができます。診断結果があるからこそ、自分の未知の強み部分が言語化できるのです。
強み視点で開放の窓を広げよう
自分の強みのもとをジョハリの窓に当てはめて自己理解を深めることで、自分の勝ちパターンを見つけることが可能です。
そのためにぜひ、以下のステップを試してみてください。
① 「強みのインサイトガイド」を読み、自分のことを言い表している部分にマーク
② マークした部分にまつわる過去のエピソードや普段の思考・行動について振り返る
③ ①・②を身近な人や認定コーチに共有し、相手のフィードバックを通して対話で深める
④ ③を通して、自分だけでは見過ごしていた要素についてジョハリの窓に当てはめながら振り返る
⑤ ①~④を通して、自分が強みとして活かすことができる役割・環境の候補をいくつかピックアップし、小さくてもいいので行動計画を作り実践してみる
最後に
診断を受けてみて、上位資質の名前だけ見て、
「自分ってこんな感じなのか、ふーん」
で終わったままになっていないでしょうか?
または、
「診断レポート読んでみたけど、自分のことじゃないみたいだな」
「こんなののどこが強みにできるのかがわからない」
という方も多いかなと思います。
「ふーん」や「わからない」でほっておくのではなく、まずは今日ご紹介したジョハリの窓に当てはめて、どの部分が4つの窓のどこに当てはまるのかをまず見てみてはいかがでしょうか?
そして、身近な方に少し共有する時間を持ってみていただけたらと思います。もし、このステップを認定コーチと一緒にやってみたいなという方は、実際、このステップをPDCAサイクルを回しながら個別コーチングを行っています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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今日も資質に感謝!