なぜか毎日キャンプ気分。鍋で炊くご飯の心得と、ご飯とパンの助け合いについて。
夏が来ましたUAE。暑い、暑いけれども、お腹は空きます。冷蔵庫を何度開けても何も出てこない。けれど、日本のお米のご飯さえあれば、なんとかなる!と、お米に絶大な信頼を置いております。
私は基本的には、鍋で炊くので、毎回味が安定せず、失敗したかもと何度焦ったことやら。今日はそんな、失敗かもと思った時と対応法について記しておこうと思います。
私の炊き方は、自慢になりませんが、とってもワイルド。お米もお水も目分量。家にいるのにキャンプ気分です。
集中するんだ、お米をよく見て。
お米との対話から生まれるご飯。
安定した道を歩くより、常に冒険者でありたい。
そうだ、毎日が新しい。。
な〜んて、ただ、お米を研いでいる瞬間が好きです。
鍋で炊く時、たった一つのコツは、吸水時間を20分はとること。あとは、焦らず、とにかく途中で諦めないことです。
失敗なんて存在しないので。
味見して、ガッカリしても、そこから修正するだけです!
では、どんな状態の時に焦りがちかケースバイケースで見ていきましょう。
1、ボソボソ:急速な加熱による水分不足
状況: 火が強すぎて、水分が急激に飛んだ時
ボソボソと美味しくない形状。
この段階で味見すると本当に凹みます。
でも、諦めてはなりません。
対処法: コップに半分弱、常温の水を鍋に回し入れる。蓋をして弱火で待つ事15分から20分。
ふっくらご飯の炊き上がりです。
まだ希望のふっくら状態でない場合は、蓋をしてさらに待ちます。
2、ベタベタ: 水分が多すぎました。
アラブな知恵を拝借し対応します。
弱火で熱しながら、鍋に食パン一枚を入れて蓋をします。水分がパンに移って、ベターな状況に。多すぎる水分は抜ききれないかもしれません。
その時は、小分けして冷凍。いつかのスープの素材にしましょう。
3、焦げた
こちらもアラブな知恵で対応します。
パンはパンでも、レバニーズ ホブス(注1)と呼ばれるレバノンの薄いピタパン。こちらを2、3枚入れて蓋をします。
黒焦げのスモーキーな香りが、パンへと移り、ご飯は救われます。
(注1)レバニーズ ホブス: お通しサラダやディップと一緒に食べたり、切ったままの野菜を巻いたり。メインがご飯であっても、食卓にパンも並びます。冷凍庫の常備メンバー。
いかがでしたでしょうか。
ご飯を炊くのに、失敗しそうになったら、焦らずパンの力に頼っています。一緒に食卓に並ぶ事がなさそうな炭水化物同士の助け合い。これからも、お互いに励まし合いながら、支えあっていきましょう!
あっという間に金曜日。
良い週末をお過ごしください。