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Photo by
tonarinomayu
嚥下障害の介護食
母がどのくらい食べられるのか
水分をどの程度摂取できるのか
お医者様も看護師さんも
誰もわからないみたい
本人だってまったくわからないだろう
とりあえずチューブを抜いて
そのあとさいしょのひと口め、でわかるのかしら?
とりあえず
これを用意した
しばらくは
これだけでも
生きられるはず
それと
彼女の食べたいもの
それをそのままの形では、無理だろうから
最初の姿をみせてから
目の前でつぶして
ちょっと水分を加え
とろみをつけたりして
食べさせることになると思う
なんとなく使いやすそうで
なじみがあったので
賀三お借りした
とろみちゃん、でなくて
こちらを用意しました
あとは彼女の残された機能
食べたい、行きたいという気持ち
それがどれだけ強いかだろう
でも
内臓の機能は
徐々に衰えているようにみえる
尿の色が
少し薄くなっていたのに
また最初のころのように
オレンジに近くなっている
10日前に交換したばかりの
尿バルーンのチューブに
分泌物が付着している
栄養の吸収がきちんとできていないから
タンパクや糖が尿に出てしまっている
だから栄養を取っても
身体が受け付けなくなっているのだと思う
あしたのいまごろ、どうなっているかしら