体力があるうちに世界を旅したい
「一生に一度のお願いなので、世界一周に行かせてください」
と頼み倒しての旅から8年。
一生に1度どころか、そこから毎年、海外に旅し、今や
「一生に一度のお願い」は家族の中では最もウソ臭い、詐欺まがいのセリフになってしまっています。
「足腰が丈夫なうちに行っておきたい」というフレーズもよく使いますが、毎年毎年、行く国が遠くなっています。世界一周後は、メキシコなどの中米や、キューバ、ブラジルと旅し、今後はアフリカに行ってみたいです。
それが良いのかどうかわかりませんが、いろいろ悩まれてエイヤっと行けないときは
「一生に一度のお願い」を使ってみてください。後でどーのこーの言われても言ったもん勝ちですので。
とはいっても、毎年確実に歳は取り、ジワジワと老いも忍び込んできているようです。このトルコの時のように毎日ツアーに出かけまくる旅は今はもう出来ません。遠い目で昔を振り返りながら、書いております。
20代の旅、50代の旅、やはり年代によっても旅の仕方はちがいます。それにしてもよく頑張ったなー。
友人と共にいられる最終日はグリーンツアーに参加です。カッパドキアのツアーの中でも遠いところを周るツアーで自力で行くのは困難だと思います。
ツアー最初は、デリンクュの地下都市に寄りました。そうとう前にかなりの人が暮らしていたようです。蟻の巣のように地下に伸びていて、リビング、寝室、教会、貯蔵庫などがあった跡があり、敵が侵入したときは石でふさいで入れないようにしていたらしいです。(やりで攻撃するなどもしていたとか)
ただ、ここは、かなりかがまないと歩けないくらいの狭さなので中腰姿勢で進みます。
何かが流れるような溝がありそれが何かというと、この洞窟内で密かに作っていたワインを流していて、好きなときに飲みまくることが可能だったらしい。
ここで、ワインを飲み、そして踊って、暮らしていたのか???
ワイン飲み放題とはうらやましい!蛇口からオレンジジュースが出るという愛媛みたいな感じでしょうか??
この後は、車でかなり走ってトルコ版「上高地」の、ウフララ渓谷へ。
ここからはハイキングです。
渓谷ハイキングでは、日本と違って集団で旗を持ち歩くツアーではなく、けっこう自由に自分のペースで歩くスタイル。ただ、私たちは置いていかれないように、なるべく頑張って歩きました。
途中、ピザのような生地を焼いているお店があったり、川で休憩している人たちもいました。
かなり歩いた頃、やっと昼食休憩。ぐったり気味で写真はありませんが、チキンケバブ、豆のスープ、サラダでした。この後も歩いて、歩いて入り口とはかなり離れた出口にバスが待ってたときは、正直ホッとしました。
そんなカッパドキアでのトライアスロンのような毎日が終わり
日本に帰る友人とは別れ、私は次の国へ向かうのでした。