
行いのいい人は誰だ?
カッパドキア3日目、待望の気球ツアーに参加です。ホテルで天気のいい日を聞いて予約。日本で予約するのはおすすめしません。何故なら、天候に左右される気球なので現地で晴れて穏やかな日を直前に選ぶ方がキャンセルにならないのです。
朝4時に起きると外はまだ薄暗い。会社は、何社もあるのですが事故もあるので大手の評判の良いところにしました。
「Butterfly Balloons」です。→(150ユーロ)レートが、ユーロ安で1ユーロ98円で計算してもらいました。
さて美味しいコーヒーとクッキーを待合所でいただいて飛ぶ場所まで車で移動。
今日のパイロットはジョンです。

さて、問題は、このバスケットに入るのに50肩で腕が上がらない私はどうすればいいのか!よじのぼるのか?転がり落ちるのか?ひっぱってもらって引きずり入るのか???(私の首くらいまで高さあります。)
転がり込みますー( ̄Д ̄;;
ワンツー スリー!!
うそです。ちゃんと足かけるところありました。まっ、手はもってもらったけどね。
よじ登れてホッとしました。

熱気球(ねつききゅう、英語:hot air balloon)とは、気球の一種で、気密性の袋の中に下方から熱した空気を送りこみ、その浮力で浮揚して飛行するもの。だそうでシンプルなんですね。
でも事故になるとまっ逆さまということで、ビビりながらも、ジョンに命を預けます。

発火!!
夜明けと共に飛び立ちます。

まずは隣の同じ会社の気球が飛び立ちました。
ドキドキ。
うわーーーー!

いっせいに、飛ぶんだ。

下を見る勇気はないけど、どんどん上昇します。
そして、これは飛行機ではなく、強風が吹いてまっ逆さまに落ちる可能性があるということ。乗っている私たちも緊張しながら、周りの景色に圧倒されます。


いやーーーん。
もう気球ラッシュ!
どこまでも飛んで行きそう!これで本望だ!
と腹をくくる。
もしかしたら、私の人生、大げさだけど、ここでもう、なるようになるさと思っちゃったのかもしれない。

こんな絶景見たら、
腹もくくる。
どこに降りるんだろ??と思っていたら、ジョン!
さすがです。
1時間ほどのフライトで、無事着陸。(どこに降りるかわからないので無線で連絡して迎えにきてくれます。)そして、地上におりてシャンパンで乾杯。朝シャン。
パイロットのジョンも、一緒に乾杯。
ここからは迎えに来た、ジープに分乗して待合所まで帰るのです。こんなに興奮して、朝シャンパン飲んだのは産まれて初めてでした。

それにしても気球ツアー、死ぬまでに行けてよかったです。もう悔いはないわ。カッパドキア。
やはり天候の関係でキャンセルになる日もあるとのこと。今朝は雲ひとつない、風もない晴天でした。
わたしたちの3人の中で日頃、行いのいい人がいるらしい。
まっ、たぶん私だけどね。
良く考えたら、行いのよい人は
「ジョン」
ジョン!ありがとう。無事着陸ありがとう。
こんな絶景を見られたトルコを思い出すと、つい日本でも空を飛びたくなります。そしてこのフライトはパイロットや風向きを測るスタッフが居てからこそなんです。みんなに感謝しつつ、30分くらい仮眠した後、恐るべきツアーが私たちを待っているのでした。 続く。。。。