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一夜で消えた都市イタリア·ポンペイ

人間生きていると、いろんなことが起きるものです。
自然災害もそう。この世界中での新型コロナウイルスとの闘いもそうだけど、いつの時代も大きな災害や疫病の流行があり、それを乗り越えて生きてきて、又、次の時代でも、何が起こるかは誰もわからない。悲しみや絶望、、それでもどんな時も希望だけは忘れたくないなと思っています。

火山の大爆発で埋もれてしまった都市(ポンペイ)そんな遺跡が、ソレントから近いということがわかったので、早速行ってみることにしました。

ソレントからは、ヴェスヴィオ周遊鉄道の電車で約30分。(片道2·1ユーロ)ポンペイ·ヴィッラ·ミステリ駅下車しました。(他にも駅があるので、要注意です。)

2000年以上前に栄え、火山の噴火によって火山灰の下に埋もれてしまった街ですポンペイ。紀元79年歴史的大惨事、ヴェスヴィオ火山の大噴火が起きた年は日本では弥生時代。そんな時代ながら都市は栄えていて、テルマエ·ロマエにでてきたような大浴場もあり、円形闘技場、水道も整備されていたそうです。
そして、入口には日本語の案内パンフレットはなく、しかたなく英語のパンフレットを貰いました。ちんぷんかんぷん、、、、、

英語パンフの地図の番号と、それらしき写真を照らし合わせ、一人観光スタート。たまーに、日本語が聞こえると、そ~っと近づいて聞き耳を立てましたが、今やツアーガイドはマイクで一斉に観光客のイヤホンに流れるんですね。そういえば、皆耳に付けてるわ。イヤホン。昔みたいに全員に大声でガイドさんが説明しておらずボソボソと喋ってるのです。不気味なほどにガイドさんの側に寄ったりしましたけど、解説は聞こえませんでした。

ガイドは無くても、この目に景色を焼き付けようと、のんびりと散策。実はこの遺跡はとても広く、全部まわっていると1日がかりになります。

大噴火で火砕流が街を埋めつくしたことで、当時の建物、壁画などが保存状態が良いまま2000年残っているということが奇跡ですね。(レプリカもありますが)

生活していたところが一瞬で消えてしまった「ポンペイ」
秘儀館というところにも行きましたがその当時の女性が結婚する前に体験する秘密の儀式の場所であったとか。?かなり、きわどい画も残っています。この遺跡を発掘して残されていること自体すごいことです。広いんですが、今日は曇りでよかったです。真夏だったら干からびてしまいそうなところです。夕方まで、たっぷり堪能しました。

世界史の教科書に載っていても、まったく頭に残らなかった世界の歴史ですが、その土地に行き現物を見ると心に残って、関連の本や映画を帰国してから観て楽しめたりもします。
人生の後半で、知らなかったことを知るのは生きた勉強だなぁー。とつくづく思います。(まー、今までいかにボンヤリ生きてきたかを痛感するわけなんですけどね。)

次回はラストイタリアの記事です。
                 つづく。

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