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自律神経失調症の私とアロマテラピー

精油の身体への影響


私たちは気温、湿度の変化、細菌、ウイルスなど、外界の様々な変化やストレスとともに生きています。

身体の各部で状況を察知して、その情報を脳に送り、
どうしたら身体のバランスがとれるのか、脳が判断してその指令を下しています。

そのように体内の状態を維持することをホメオスタシス(恒常性の維持)といい、恒常性を維持できなくなることで病気や、症状につながります。

香りの身体への影響は
①嗅いだ時 
②皮膚から芳香成分が身体に入った時
のふたつのルートがあります。

本日は、①香りを嗅いだ時の身体への影響についてです(*^_^*)

まず、前置きとして、
人間の脳には大別して、二種類の部分があります。
本能的な活動を担う「大脳辺縁系」と、理性の機能を担う「大脳新皮質」。
(大脳辺縁系を、大脳新皮質がおおうような形になっています。)

「大脳新皮質」は、ほかの動物に比べて人間の脳で発達している部分で、知能や思考などの知的、理性的な機能を担っています。

視覚、聴覚などほかの感覚情報はまず「大脳新皮質」に伝わりますが、
嗅覚情報は直接「大脳辺縁系」(本能の部分)へと伝わります。

。。。冷蔵庫にあった賞味期限を過ぎた食品を見て、「まだ大丈夫かな?」と思い匂いを嗅いで、本能的に「これは食べられない」「まだイケる」など、判断しますよね(笑)
視覚はだまされても、嗅覚はだまされないのです。
あと、人の体臭についても、自分との相性を本能的に感じていると聞きますよね。

更に少し詳しくお伝えすると、

香りの成分は鼻から入ると、大脳辺縁系の中の
「偏桃体」→「視床下部」→「下垂体」の順に影響を与えます。

「偏桃体」→本能的な「快・不快」を生じる。
「視床下部」→別名、生命中枢。自律神経の中枢。
「下垂体」→視床下部からの指令によりホルモンを分泌する。

つまり、
香りを嗅いで「心地よい」と感じたりすると、自律神経やホルモン分泌にも影響があるということです。

自律神経やホルモン分泌の部分は、理性、つまり知識や努力ではコントロールできない部分ですよね、

私は、10代の頃に、摂食障害でダイエットや過食嘔吐を繰り返していたこともあり、体内のホルモン分泌が安定せず、20代、30代と、自律神経失調症に悩まされ続けていました。

アロマテラピーを学んでいるのは、植物の香りがこのように
自律神経のバランスを整えてくれる作用があると知り、
そこに大きな希望を感じたからです。
自律神経失調症は、お医者さんへ行っても診断されないし、
周りの人に話してもなかなか理解されにくいため、
堂々と休めないような、そんな病気です。

私は、自律神経失調症にひとりで悩んでいる、
がんばりやさんの方が、アロマテラピーを通して、
少しでも身体が楽になり、心も楽になり、
再び未来に希望が持てるようになるような
そんな活動をしてきたいと思っています。
応援してもらえると嬉しいです。

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sachico
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