【無料】32歳のおじさんがマッチングアプリを始めた件 - 第4話🈡『トンパさん ~質問編~』
【答えは「沈黙」】
遅刻女の笑顔を前にして、
私は開口一番
「なんで僕が3時間も待ってないといけなかったんですか?」
と質問していました。
無意識というか反射的にでた言葉で、自分でもこんなこと言えるんだとびっくりしました。
後々分析してみるに、
3時間も待たされて一切の謝罪もなく、しかも会ったら写真よりブス(別人)
で、瞬間的にイラつきがキャパを超えたんだと思います(理由は明白)。
俗にいう「魔がさした」というやつです。
その瞬間相手はすべてを察したのか、
「ギョッ」とした遅刻女は返事をせず、だんまりを決め込みました。
その後、私は今回のことで疑問に思った事について質問を投げかけました。
遅刻女はほとんど黙秘しましたが、いくつかの質問には答えてくれました。
その中でも特に印象的だったのは、
「まさか騙された方が悪いと思ってるんですか?」と質問したら、
相手が
「うん」と回答したことでした。
まじで、トンパさん(ハンターハンターの)じゃん
って思いました。
【彼女の回答・主張】
・商業施設にいたからアプリを見てなかった(でも後々嘘だと判明)
・でもティンダーってそういうアプリだから
・アプリの使い方って人それぞれだから
・騙された方が悪いから
・過去に男から嫌な事をされた訳ではないから
・というか、私とどうしたいの?
・というか、あなたは私ともう話さないほうがいいと思うよ?(意味不明)
【学んだこと】
出会ってから30分ほどがたったころ、ポツポツと雨が降ってきたので、
私は
「雨が降ってきたしガスト入りましょっか?」と質問するも、
遅刻女は
「入る気はない」ということでした。
なので、僕は
「じゃあ、ありがとうございました」と頭を下げて、電車に乗って家へ帰りました。
家へ着いてアプリを確認するとマッチングは解除されていました。
遅刻女ですが、服がものすごくほつれていて、髪もボサボサでした。
写真も加工詐欺、もしくは別人でした。
これらを踏まえ、私の憶測なのですが、
彼女はいわゆる「援デリ業者」だったのかもしれません。
援デリ業者;
援助交際(身体の関係)を持ちかけて客をとるデリヘル業者のこと。風俗などにも勤められない訳アリな女性が多く、ネカフェなどで生活していることが多い。写真と違う女性が当たり前のように来るが、男側は本人を目の前にして断りづらく、そのままホテルに行ってしまうというパターンが多く、断っても「ここまで来てるんだから移動費を払ってほしい」などとせびってくる事がある。
ですが、一般的に援デリ業者であるなら、会うまでのアプリのやり取りはもっと性的な愛情表現がなされて、男性に対して思わせぶりで好意がうかがえるようなメッセージを送るはずです。
遅刻女はアプリの時点で割と塩対応でしたし、プロフィールの内容もそんな感じではありませんでした。なので援デリ業者というのは私の思い違いかもしれません。
(↑遅刻女のプロフ。お前が一番ひやかしてるわ)
あと考えられるとすると、遅刻女は「奢られ逃げ」をするつもりだったのかもしれません。要は「飯モク」だったのかもしれません。
それだとガストを待ち合わせ場所にしたのも合点がいきます。
奢られ逃げ・奢られ捨て(飯モク);
相手に気がないのに、思わせぶりな態度をとってご飯などを奢らせる行為。相手に気がないのに夜の営みをする行為の「やり逃げ」「ヤリ捨て」にかけた言葉。
【今回学んだこと】
・ドタキャンの定義は難しい
今回、色々思うところはありましたが、
お互い同じヒトだけど、感覚は全然違うのだな
と改めて思いました。
多分この女性と私では、
なんとなく決まっている「暗黙の了解」とか、
時代や環境とか立場によって変わる「一般的」といった
そういった感覚が違うのだろうなと。
今回の話だと、変な話僕が「3時間遅刻されても平気な人」だったら問題なかったわけですよね。でも僕は「平気じゃない」という考え方の人間だった。
その考え方は私の方が「一般的」だとしても、それを相手に押し付けるのは間違っているのかもしれませんね、
みたいな。
でも、
約束の時間くらい 守れ ブース!
って感じでした!
まあ、赤の他人ってそんなもんですよね😇
お次は、一緒にいても全然面白くないし、何故か全然似てないのに大坂なおみ選手を思い出す女性のお話です✨
良かったらスキを押してください。励みになります!
お読みいただきましてありがとうございました!✨
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?