言葉というツールは便利か不便か?
皆さんこんにちは。
バリ島からメディテーションヒーラーのさっちゃんです。
人間は言葉でコミュニケーションを図るしかない生き物ですね。
我が家は子どもの頃から家族間で言葉を使っての愛情表現というものがほとんどなかった家だと思う。
感謝している
大事に思っている
愛しているとか
そんな事は家族なら言う必要がない、なぜなら当たり前だから
そんな考え方の両親のもとで育ち、私の兄弟も同じような考えで今日まで来ている
そんな中私だけは昔から「口にしないとわからないのに」
そう思っていた
私たちは超能力者ではないのだから相手が考えている事なんてわからない
言葉にしたとしてもそれはほんの一部を切り取っただけでわからないのに、ましてや言葉にしなくて伝わるはずがない
今の私はそう思っている
でもそれは瞑想を学び、脳の仕組みを学んだ今だからこそわかる事
それまでは私の心の中にある違和感が何なのかわからなかったんです
「伝わらない」をベースにしている他人との人間関係ならまだまし
でも「分かり合っているはず」をベースにしている家族の間でコミュニケーションの不足は大きな問題になる
昔父親が他界し、お葬式の手続きをしていた時、私と兄の間で論争が起きた
葬儀の時の献花の話で
「私はもう〇〇家の人間じゃないから」
という発言をした時に兄がキレた。
そして兄がキレた事によって当時の私は、私が責められたと思い過呼吸になり、パニック障害が発症した。
私はその時は兄が怒っている意味が分からなかったけど、お葬式という故人を弔う場で、もうこの家の人間じゃないんだから関係ないよ、という私の発言に少なからずとも腹が立ったのでしょう。
私は悪い意味ではなく、正直本心からどうでもいいんじゃない?って思っていたからそういう表現になってしまった。
今思うと私の冷たい言い方は私も反省すべき短所ではあるんですけどね。
でも、冷たい言い方かもしれないけれど、日本でのお葬式は「家」単位で行っている事が多く、生前にちゃんと確認がされていない限り、故人の意見はわからないし反映することができないですよね。
※ちなみにこれは、お葬式のやり方に文句を言っているわけではなく、詳しい事もわからないので単に私の意見を言っているだけです。
個人的に言ったら、私はお葬式なんてしなくていいと思っているし・・・
むしろ火葬なんてして欲しくないし、法律上許されないけれど、可能なのであればそのまま地面に放置してもらって土に還りたい、と思っている。
でもそれをその時兄に言ったところで理解は難しいと思うし、父親がどうやって弔われたいかなんて今になってはわからない。
それでいて、今の世の中は結婚式も葬式もオプション、オプションでどんどん値段が高くなってくる。戒名が立派だと故人は嬉しいのか?故人は本当にそのように弔ってもらいたいのか?それがわからないのにそれを家族が言い争う理由も私にはわからない。
と、ちょっと話が脱線しましたw
最近私がつくづく感じている事、それは
「私たち人間は言葉というツールでしか自分の気持ちを表すことができない」
たった一言であっても一人一人の歴史、背景、様々な想い、色んな要素を含めてその言葉が発言されている。
一見すると薄情だなと思う発言も、本当に冷酷で何の感情もなくそう言っているのか、それとも色んな思いがあった上でそう言っているのか、それは本人以外にはわからない。
かといって、それを読み取りなさいと言っているわけではない。
そうではないけれど、たった一言でその相手を判断して、嫌いになったり、文句を言ったりするのはちょっと早とちりかもしれないよね、って思う。
ましてやそれが長年付き合ってきたお友達や自分が好きな相手なのであれば、どういう思いでその言葉を発しているのか、もしも傷ついたのであればお互いの心の内をちゃんと話し合える心の余裕を持てるようになるといいですね。
言葉は凶器になるかもしれないけれど、言葉は素敵な花にもなる
普段から言葉は受け取る側の問題だと私は思っている
故意に相手を傷つける発言はもちろん論外だけど、そうではないのだとしたらプラスに受け取るのもマイナスに受け取るのも受け取る側がどこにチャンネルを合わせるか次第なのではないかな?
言い争いになった時、誤解を招くような発言をした本人が悪いという意見もあるだろうけれど、私は発言をした人の本意を汲み取れるような人でありたい。
(私自身、まだまだ修行が足りないのだけどねw)
ちなみに私は相手が発言したその本意がわからない場合は直接本人に聞いてしまうタイプです。
それはある意味私自身が納得したいという、単なる私のエゴである事はわかっているけれど、関係性を壊したくない相手程、誤解を生じたままにしたくないので聞いてしまうのです。
モヤモヤした気持ちでいるのって時間を無駄にしていると思うんです。
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と、色々書いてきたけれど結局「言葉」の問題は私自身の長年のテーマでもある。
私はどうしても言葉を端折ってしまう癖がある。
詳しく説明をするのが苦手で、こうして文章にするのは問題がないのだけれど、誰かに話をする時丁寧に話すことができない。
言葉は受け取る側の問題なのだとしたら、受け取る相手に刃を向けるのではなく、優しい花束を渡せるようなそんな言葉を選択できるように生きていきたいな。
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