干しいもを作る エピソード12 〜世紀の大発見!?〜
geek部長のつぶやき
ヒントはこの中にあった!!!
* * *
note干しいも部へようこそ。
干しいも部のクレドは
『知識と経験と干しいもは人類の宝』
ワタクシ、開発担当のさちと申します。
昨日は生まれて初めて曲を作ってしまって
頭痛がしてたのですが
曲を作りながら
お芋を炊飯器で蒸してしまっていたので
夕飯を作らずに?
がんばって実験をしていました。
(夕飯は9時になっちゃいました。。。)
そして
今日は忙しいので
真夜中にこの報告書を書いています。
えらい!わたし・・・?
geek部長からの情報。
文字量が多すぎて
どの文献か忘れてしまったのですが
大事なところだけ
スクショをしておいたのですよ。エッヘン
下から3行目ね。
中白を防止するために蒸煮を二回行う農家もある
ね。そう書いてあるでしょ。
ワタクシ閃いたんでございます。
(あっ。Shihoさんと同じ現象が起きてる。笑)
中白(シロタ)を防止するために
《炊飯器で玄米コースを2回まわしたらいいんじゃない?》
って。ね。
シロタについて少し。
シロタとは・・・ geek部長のnoteをどうぞ。
シロタって
お芋の繊維が透けて見えてるような状態。
本当は糊化したでんぷんが
繊維の中にまんべんなく塗り込まれていて
それで食べる時、繊維を感じなくさせている。
糊化するには
水分と熱が必要。つまり蒸気。
プラス加圧されると、なお良いらしい。
シロタには色々原因があるけれど
防ぐ方法があればと…
製造工程で
シロタができる過程がいくつかあります。
その中の今回は蒸し。
充分に蒸せないとシロタになるのです。
そのために、太いお芋は切ったほうがいいと
前回お伝えしましたが…
太くたって・・・
蒸せばいいんじゃん。蒸せば。
で。実験開始です。
太いシルクスイート。
一つ半分に切ります。
炊飯器に入れます。
水は300cc。
玄米コース、スイッチオン!
1時間40分後。
ピーピー言ったので開けます。
中から
丸っこいのと半分に切ったのを出しました。
大きいのと残りの半分を入れたまま
もう一度300ccの水を入れて
玄米コース、スイッチオン!!
さらに1時間40分後。
ピーピー鳴りました!
お芋、溶けてないかな?
ふたを開けます。
だいぶ底がデロンとしてます。
お芋、持ち上げられるかな?
トングでそおっと持ち上げます。
なんとかまな板に着地。
この色。
焼き芋みたいですよ。
そっか。天地をひっくり返さなかったから。
皮をむいてみます。
この色!!
1cm幅で切り分けて、干し網へ。
次に、半分に切ったお芋をむいてみます。
なんか、おかしくないですか?
(日本語がおかしくなってきてますね)
この右の削いだ方。
玄米1回コースで出した同じ芋の半分ですよ。
同じお芋ですよ。
この色の違い、わかりますか?
2回コースはね。皮をむいててね。
明らかに違うんですよ。
皮がねばねばで、むいたら手にくっついて…
蜜化してるんです。
蜜の匂いがするんです。
色がオレンジでしょ。
黄色じゃないもん。
皮の近くを削ごうと思ったら
身が勝手に剥がれてしまいました。
くずれそうです。
1cm幅で切りました。
さっきのと並べてみます。
色が明らかに違う。。。
わかります?この色の違い。
干し網に並べてみました。
玄米1回コースは上段。
玄米2回コースは中段。
色の違い。わかるかなぁ。
玄米コース2回目の時
空いた箇所で
なると金時を追加して蒸したんです。
蒸して皮をむいたなると金時。
身が固くて
蒸せていないことがわかります。
案の定、切ってみたら
シロタができていました。
あんなに細いのに。
一回では蒸しが足りないんですね。
あと2本あるので
なると金時、次回リベンジしてみます!
geek部長もどこかで書いていましたが
干しいもを何度も作っていると
蒸せた時のほろほろ加減で
美味しい干しいもになるかどうか
だんだんわかってくるんですね。
今回の玄米2回コースのお芋は
間違いなく美味しくなるはず!!
あまりにも
素敵な大発見をしたので
仕上がりを待たずに
報告してしまいました!
エジソンと呼んでください。
(鼻高々。笑)
【実験結果】
お芋が太い時は
①輪切りして玄米コースを1回まわす。
(何センチかは今後実験)
②太いまま、玄米コースを2回まわす。
これで、蒸し工程のシロタはバッチリです!
以上、開発担当さちがお伝えしました^ ^
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