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干しいもを作る エピソード8


note干しいも部へようこそ^ ^

我が部のクレド
『知識と経験と干しいもは人類の宝』
(クレド…やっぱりカッコイイ(´∀`))

この精神に基づき、ワタクシも研究結果を報告させていただきますっ!

ワタクシ、開発担当のさちと申します。
年末からずっと大真面目に干しいも研究を(家事と洗濯のついでに)ずっと…やっております。

最近、干しいもを自宅で作る人がnote界に増えてきたのですよ。geek部長もワタクシも大喜びでございます。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆



さっそく気になっていた案件を実験してみました。これから作る人は要チェックですぞっ!


今日は、サツマイモへの熱の入れ方について。

蒸し器(せいろ)と炊飯器以外の方法をご提案いたします。

ワタクシはずっとこのnoteが気になっていたのです。


サツマイモでnoteさんがオススメしてくれていた樋口さんのこのnote。


サツマイモを美味しくいただく方法。

そうか!オーブンで焼けばいいのか!


石焼き芋がおうちで作れたら・・・とずっと思ってました。魚焼きグリルで焼けると聞いて焼いてみたこともありました。

ジャガイモは電子レンジで簡単にふかせるのに、どうしてサツマイモは電子レンジにかけるとパサパサかちかちになってしまうのか?


ジャガイモとサツマイモの水分量の違い?


そこはgeek部長の得意分野なので、疑問だけnoteの空に投げといて・・・


話を戻しましょう。

ワタクシは、干しいもとは関係なく(え?関係ないの?)美味しくサツマイモを食べる方法をずっと模索していたのであります。


すると、うちにこんなものが来ました。
(最近、うちには市販の干しいもが常備されているのです。オットが出先で面白そうな干しいもを買ってきてくれるのです。笑)

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焼き干しいも

焼き・・・干しいも?

焼き干し・・・いも?

干し・・・焼きいも?



ハッ ∑(゚Д゚) "


ぱんっ!!(手を打つ音)




焼きいも、干したらどうなん?



さて、思い立ったら吉日です!
(ワタクシはけっこう毎日吉日です。笑)


大事に取っておいたサツマイモを取りに行きました。(勝手口前で新聞紙にくるまれて出番を待っておりましたっ!)

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中はこんな感じです♪
(左が安納芋、右がベニアズマ)

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洗うとこんな色に。
(安納芋って赤くないんですよね)

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アルミホイルで巻きます。
(軽く一重する程度。ぐるぐる巻きにはしませんでした)

安納芋

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ベニアズマ

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いもの大きさはこんな感じ。

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安納芋は直径3〜4cm、ベニアズマは7〜8cmといったところです。


電子レンジの用意をします。
(うちの電子レンジは予熱最低温度が170度だったのでそれで予熱しました)

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電子レンジに入れます。

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初めは様子を見るために170度60分で加熱。

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トングで触ってみましたが、安納芋は少し柔らかくなっていました。中をのぞくと蒸した時のよう。(見た目変化なし)

170度30分追加。(計90分)
安納芋に変化が!

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焦げのような蜜が焼けた跡が見えます。

ベニアズマはまだトングで触ってもあまり柔らかさは感じられません。ひっくり返し、またオーブンスタート。

安納芋は皮を剥いてみることにしました。

おっ?!
断面がオレンジ色に変わっています!

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中も綺麗なオレンジ色に!!

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焼き芋のような焦げもありました。
(美味しそう♪)

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全部剥くとこんな感じ^ ^

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焼き目が美しい💕
(スイートポテトみたい)

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さっそく干してみました!

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厚く剥いた皮にはサツマイモの身が付いています。もったいないのでオットにあげました。笑

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次は、ベニアズマです。

安納芋の皮を剥いて干す間に、ベニアズマは170度30分追加。(ベニアズマ計120分)

トングで触ると柔らかいです!
これなら大丈夫そう♪

中を見ます。

おっ!!

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蜜が焦げてアルミホイルが取れません!

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断面。中まで焼けてそう。

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あまりに熱く、そして重いのでこのように皮を剥きました。

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中心もいい感じ♪

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なんと美味しそう♫

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全部剥きました。

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縦に切って中を見てみました。

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厚さ1cmに切って

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干しました!

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中身の無くなった皮は、娘がスプーンで身を削って食べましたっ。笑

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実は、安納芋とベニアズマが2本ずつあったので、炊飯器の玄米モードもやっていました。

炊飯器に入れる場合、こちらの文献に『切ったほうが良い』と書いてあり、試してみました。

https://vege-bu.com/sweetpotato-ricecooker#2

玄米モードでお水は170ccだけ入れてみました。(理由 : サツマイモが水に浸ってしまうと茹でているのと同じだから、極力湯気で蒸した状態にしてみたかった)

もしも炊飯器用の蒸し皿があるなら、いもは水につけずに皿の上に載せた方がより蒸した状態に近づくのでは?と考えています。(誰か蒸し皿で試してもらえませんか?うちには無くて….)

蒸し上がりました!

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底にはほとんどお湯は残っていません。
上手くいったようです!
(途中でお湯が無くなったら空焚きになるので恐る恐るながら、ギリギリまで攻めてみました。久しぶりにサーキットのコーナーでの心境を思い出しました。笑)

炊飯器から出して並べてみました。
皮の近くは黒ずんでいます。
(黒ずみの理由を知りたい方はgeek部長のこちらの報告を。中ほどに説明がありますっ!)

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このまま皮を剥きました。

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切って干します!
ベニアズマ

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安納芋

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仕上がりをお伝えしたかったのですが・・・

この作業は昨日行ったので…
まだ干したてホヤホヤですっ

残念っ (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾



《結果報告》

・サツマイモに熱を加える方法は3つある。

せいろ 中火20分→弱火20分

炊飯器 玄米モード 水は200ccでも大丈夫

電子レンジ オーブン機能 150度90分前後
(うちの電子レンジは写真で気づいた方もいるかと思いますが、未だにNationalなので。笑 家電なのに20年選手なので庫内温度が上がらず170度で焼きました)

・どの方法でも大丈夫だが、大切なのは熱くしすぎないこと。(いも内温度が70度くらいが良いみたい)

早く作ろうとすると蜜化しないんですね。

・いもの大きさによって干す時の形を変える

大きいおいも
→平たく切る(繊維に沿って縦に) 平干し
 角切りにする(フライドポテトみたいな)角干し?

小さいおいも
→そのまま 丸干し


・形で干す日数が変わる
平干し→3日間ほど(厚みで変わる)
角干し→5日間ほど(これも太さで)
丸干し→1〜3週間ほど

・いもによって干す日数が変わる
(短い) ベニアズマ→安納芋 (長い)

[理由]
いもの含有水分が異なるせい

つまり《ねっとり系のおいもは干すのに時間がかかる》。


・いもによって仕上がりが変わる
ベニアズマ→サクッと噛める。歯にくっつかない。固めに仕上げられる。

安納芋→ねっとりした食感がたまらない。干し日数が短いと蒸したお芋を食べてる感じしかしないので、干しいもと認識できない。
歯にくっつきやすい。固くするには相当干さないとダメ。でも頑張って干すとサイコーに美味しい♫安納芋の丸干し最強!!

・甘味
ベニアズマ→食べた瞬間に甘味が口の中に広がる

安納芋→初めは甘さを感じない。噛むほどに甘さが増し、飲み込んだ後も甘さの余韻が口に残る。

結論としては、どちらも甘い。


つまり、食感、甘味をいもの種類で自在に作れるということなのです。

手作り干しいも、サイコー!!ですっ^ ^



余談。

オーブンで焼いたサツマイモがあまりに美味しそ過ぎて

「このまま食べたらいいんじゃね?
 なんで干そうとしてるんだろ??」

ってなりました・・・

が、ここは干しいも部。
涙を呑んで…


「食べようよ〜!今、これ食べようよ!!」

娘とオットの猛追を振り払い、ベランダに逃げ込み、いもを干しましたっ!!


それにしても
geek部長に安納芋の丸干しを差し上げたいっ!!今冬のベスト干しいもですぞ。

ラスト一本が冷蔵庫に入っておるのです。


残念っ!!

くぅ〜っ (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


では、みなさまもぜひ。
素敵な干しいもライフを〜 *\(^o^)/*



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