ずっと一緒にいる
昨日の朝
夫が起きてきた時に
勇気を出して話しかけてみた。
少し時間をもらえることを確認し
私は今まで話して来なかったことを
順番に話し始めた。
夫には、今回のうつ病が
「ゴミ屋敷で孤独死したい」
という衝動がきっかけだったのも
話してなかったことがわかった。
いなくなりたい理由が
夫のため息だということも
口にできた。
私がいなければ
夫はため息をつかなくてすむ。
私がいなければ
片付いていないことに
イライラしなくてすむ。
私がいなければ…
そんな思いを募らせすぎて
消えてしまいたくなっていたのが
自分で話していて自覚できた。
結婚して3週間後の
年末大掃除がきっかけで
離婚を考えたこと
その後、毎年大掃除で
大げんかになることが
嫌すぎて大掃除を止めたこと
夫の会社のパワハラと闘っていたこと
夫を支えるために1人で頑張っていたこと
息子の不登校が始まった時
夫は単身赴任で飛ばされて
(これもパワハラだった)
やっぱり1人で息子を支えていたこと
会社のパワハラから逃れるために
必死で説得して辞めてもらったこと
息子の家庭内暴力に
心臓がきゅっと縮んだままのような
息をひそめた日々を送ったこと
それが全て落ち着いた時に
気を抜いてしまったことが
今回のうつの始まりだと思うこと
何年も前から
老後を共に過ごす
イメージが湧かなくなっていたこと
子どもが独り立ちしたら
離婚しようと思っていたこと
単身赴任先に
私だけが行っていないこと
一昨年の誕生日に
家族が誰もいなかったことを
今も恨んでいること
寂しかったこと
全てを話して
「寂しくないの?」と聞いたら
夫は
「ずっと一緒にいると思っているから」
と言った。
『ずっと一緒にいる』
当たり前のように
穏やかな口調で
その言葉を言った夫。
私は何年も
1人で勝手に色々考えてきてたんだな
と思った。
夫には
私がいて当たり前なんだ。
病んでいてもいいんだ。
そう思ったら
夜、お腹が空いて、一人前食べた。
食べたらすぐ眠たくなって
20時過ぎから寝てしまった。
2時に目が覚めたけど
5時までまた眠りにつけた。
身体はこんなに正直なんだな。
寝て、食べられるなら
回復する余地がある。
私の身体は「生きよう」と
また頑張り始めたみたいだ。
勇気を出して
話してみて良かった。
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