子育てから学んだデザイン
私は、大学でインテリアを専攻していました。
まじめに学んだわけではなかったけれど、新卒で入社したのは内装設計会社のデザイン設計部。
学生時代は自己満のデザインで許されていたことが、社会人になり求められるデザインに変わり、デザインの見方も変化していた。
でも、根本的にあるデザイン、きれいなモノが好き!は変わらない。
子供を授かり、ベビー用品やおもちゃを見ていて、
海外のおもちゃかわいい!
キャラクターものは持たせたくない!
なんて考えていた。
それから出産してある日、
いつもよりも息子が目をキラキラさせて見ていていたのは
お店にあったアンパンマンボール。
買わないと決めていたアンパンマン ←ごめんなさい;
のボールを買ってから息子はアンパンマンに夢中になり、いつからか私まで ”アンパンマンさまさま” になったのである。
そこから、
どうしてアンパンマンは長年愛されるんだろう。
子供が好きな理由はデザインに関係あるのかな?
と考えるように。
そんなことを考えて毎日を過ごしていたら、テレビで
くまモンをデザインした 水野 学さんが、
日本で人気のあるキャラクターは顔に赤い丸があるんです
って言っているのを聞いて、これか!!
とスッキリしたのを覚えています。
やはり、デザインには理由があり、人が何気無く心地よいと思えるモノにも
きっとデザインのヒントが隠されているんだなと改めて感じた。
今まで建築やプロダクトのデザインばかりをみていたけれど、
キャラクターデザインにもたくさんの心理的要素がある。
まだ幼児の段階からカタチと色からの情報で心地よいデザインがあるんだな、デザインってやっぱり面白い。
子育てを通してデザインを異なる視点から見られることも嬉しい発見です。
noteの スキ システム励みになります 照