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暑い夏のデザートにも薬膳の知恵

熱中症予防に[綠豆薏仁湯]
〜緑豆とハトムギの
ぜんざい〜


台湾は美味しいデザートがたくさんあるのはよく知られています。

夏には夏の冬には冬の人気のデザートがいろいろ。
同じものでも氷を入れたり、温かくしたりでどの季節でも食べられる工夫のあるデザートもあり、本当に種類豊富。

夏の氷のトッピングにも緑豆、小豆、金時豆などの豆類や豆花、落花生、タロ芋、仙草ゼリーなど体に良さそうなものがいろいろあり、さすが薬膳の知恵がすごいと思います。

今日紹介したいのは
台湾の夏の定番デザート
緑豆とハトムギで作られるぜんざいのようなもの。

この緑豆とハトムギのデザートがおしゃれに洗練された形で商品になっているお店があり、大人気のデザートになっているものに出会いました❗️

台北にある[緑逗薏人(リュードウイーリェン)]というヘルシーデザート店の
“緑豆薏仁蒟蒻湯”というもの。

たっぷりの緑豆、ハトムギ、蒟蒻が入っています(透明に見えているのがまるでナタデココのような蒟蒻?)

柔らかい甘さのデザート



先日初めて食べて、その美味しさに魅了されました❣️

柔らかく煮込まれた緑豆とハトムギ、それに蒟蒻と書かれているけど、日本でも以前とても人気になったナタデココのような食感のもの(私にはナタデココとしか思えない)が入っているトロッとした控えめの甘さの冷たいぜんざいと表現したらいいでしょうか。
この店のテーマ、まさにヘルシーデザート!

カップの大きさは
300cc弱かな
1杯は140kcalぐらいのようです
細かい栄養表示はありませんが
ビタミン類や食物繊維も豊富だと思います


他にも小豆やタロ芋などの入った台湾のヘルシーデザートがいろいろあるようですが
この“緑豆薏仁蒟蒻湯”は特に人気のようです。

これを初めて食べたのは、台北に台湾の友人と訪れた時に、これが大好きな友人が買ってくれたのです💓

いただいたのは氷は入っていない冷たいものでしたが、喉越し良く夏のデザートとして最適!そしてその美味しさは私の好みにぴったり❣️
絶賛しました。

緑豆はタンパク質やビタミン、無機質、食物繊維などの栄養成分を豊富に含んでおり、漢方では体の熱をとり潤いをもたらす作用があるとされています。
また、ハトムギは食物繊維などの栄養効果はもちろん美容効果の高い食品としても知られています。

台湾ではこの[綠豆薏仁湯]は古くから食べられている夏の定番デザートなのです。
また、甘みを加えずお粥としても食べられているようです。

参考までに緑豆、ハトムギの薬膳としての効能が書かれた記事を見つけましたので下記に貼ってみます。

緑豆は、薬膳食材としての性味は「寒性/甘味」に属し、カラダを冷やす効能… 解熱効果があります。 解熱効果は緑豆の皮(緑豆衣)にあり、豆の中身の方は解毒効果があると言われています。 中国や台湾では、解熱効果があり古来に夏の飲み物として「緑豆スープ」が飲まれてきました。

上記記事より抜粋

緑豆とハトムギの薬膳としての効能が暑い夏の熱中症予防や体調をととのえる食材だということが上記記事からも読み取れます。

日々の食事に薬膳の知恵が生かされている台湾では、それぞれの季節にあった食材、料理方法が活きています。
[綠豆薏仁湯]が夏の定番デザートとなっている意味がよく分かります。

台湾では緑豆もハトムギ(薏米)もスーパーなどでも手軽に買える食材です。

スーパーで手軽に買える
緑豆とハトムギ



水戻しした緑豆、ハトムギを柔らかく煮込み黒砂糖などで甘みを足したデザートは台湾では家庭でも手軽に作られるデザートなのです。

友人宅でごちそうになったことがあり、ほんのり甘いとろりとした優しい味はいつ食べてもホッとする味わいです。

先ほど紹介した[緑逗薏人]は台北市内に6店舗ほどあるようですが
残念ながら私の住む宜蘭にはありません。

ところが、嬉しいことに
2週間後くらいにはまた、食べることができたのです❗️

初めての時に私があまりにも“美味しい!”を言いすぎたのか😅
その後台北に行った友人が、わざわざお持ち帰りでお土産に買ってきてくれたのです🥰
なんと優しいことでしょう❣️
しっかりしっかり味わっていただきました😋


緑豆は私も常備していてご飯に混ぜたりしていますが、また緑豆やハトムギの料理をいろいろ工夫して楽しみたいと思います。

緑豆
直径2-3mm


緑豆は小豆より小粒のとても煮えやすい豆なので日本でも手に入ったら、ぜひ使ってみてください。

暑い夏を元気に乗り切りましょう😃

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