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行ってみたかった[浜離宮]へ

何十年も前から度々東京には訪れていても、一度も行ったことのない[浜離宮]。
その名前の響きもすてきで、どんなところだろうと思いつつ年月が過ぎました。
江戸時代初期に徳川の別邸として造られ、明治時代から皇室の離宮となり、今の名前になったそうです。
正式名称は[浜離宮恩賜庭園]。


前の日に、能の会も無事終えて↓


翌日に、娘と[浜離宮]へ行くことに。

東京に住まいながら娘も初めてとのこと。
娘は今、自分の家の庭の手入れにハマっていて、庭師さながらに庭づくりの真似事が楽しいらしく、庭園を観ることにもとても興味があって私の希望と合致。

新橋の駅からしばらく歩いて間も無く、公園入り口への橋に誘われるように進むと、派手ではない石造りの重厚な門が静かに歴史を語っている佇まいです。

入り口を入ると、広々と開けた庭園に、立派な松のお出迎え!

新橋、汐留あたりの高層ビルをバックに、一種違和感のある光景ながら、それがとてもマッチしているような、都会の中の庭園という贅沢を味わえます。

手入れの行き届いた立派な松が圧巻です
高層ビルを背景にカッコいいです


ウィークデーだったせいかもしれませんが歩く人もまばら、小さな砂利が敷き詰められた広い歩道を進むと、大きな池に行き当たります。
東京湾の海水を引き入れた[潮入りの池]です。
昔はいくつかあった潮入りの池の中で現在、唯一残る池だとか。

お屋敷などの庭園とは異なり、広々と広がる庭園を歩くのは心が晴れやかになる感じです。

漆の紅葉
紅葉はドウダンツツジでしょうか


池の周辺の手入れの行き届いた植え込みには雪吊りなどの美しいしつらえ、再現されたお休み所など、日本庭園の素晴らしさが存分に味わえます。

美しい雪吊り
雪吊りの技が美しいです
コモを被せた姿が可愛い


池にかかる[お伝い橋]を渡りながら眺められる360度の景色に、橋を一気に渡ってしまうのが惜しい気持ちさえしました。

お伝い橋と中島



池の対岸では
結婚式の写真撮影をする花嫁、花婿の姿が!
きっと素敵な記念写真がとれたことでしょうね❣️
とても幸せな光景に出会いました😊

白無垢の花嫁さん
紋付袴の新郎さん



一角にある花木園に立ち寄ってみると、早くも蝋梅の花が咲きかけているのを見つけました!
まだ蕾が硬いのが多かったのですが、日当たりの良い所の花がいくつか開いている花に出会えたのはラッキーでした。
良い香りを漂わせていました。

花木園の蝋梅
もう少しで綻びそう
日当たりの良い所に咲いてる花が❣️
良い香りを漂わせていました。


蝋梅は台湾でも山の上の方で見られるようで、つい最近、台湾の友人からも写真が送られて来ました。
希少で人気の花のようです。調べてみると、臘梅とも日本五香粉ともいうようです。


太平山の武陵農場という所に
咲いている臘梅

ちょっと横道にそれました😅


浜離宮に戻ります。

まだ、彩の少ないこの時期に
芳梅亭の門のところには真っ赤な鮮やかな赤い実が目立っていました。

赤い実の色が鮮やか
これは何の実?


浜離宮の主役級の300年の黒松にまだ出会っていません!

パンフレットには黒松と赤松が並んでいると書かれているけど、、。
どこだろうと目で探しつつ進んでいると、出口にわりと近いあたりに、まず、幹の赤い赤松のすっと伸びた美しい姿が見えてきました。

写真を撮るのを忘れていたので
ホームページの写真を。


ところが黒松はよく確認できません。

近づいてみると、小高い丘だと見えていたのが、300年の黒松でした❣️

枝ぶりが大きく広がって、遠目にはまるで小さな山のようです。

ホームページ写真より
300年黒松の全体像


回り込んで見てみると、広がった長い枝は何十本もの(あるいは100本ほどあるかも)支えの木が充てがわれています。

よくもこれだけの枝を伸ばして栄えるらことができたものだと感服したというのが感想❗️
多くの支えの木にみられるように、とても多くの気遣いの中でこれだけの立派な姿を保っていることも伺えます。

300年の黒松

離れて見ているとまるで小高い丘かと思う大きな枝ぶりの黒松
近くに寄ってみると、沢山の支えが。

長い年月の風格を漂わせています。

300年の黒松の勇姿に長い歴史の重みを感じつつ浜離宮を後にしました。

都会の喧騒のすぐ隣に、こんなにゆったりと自然を楽しめる場所があるんですね❣️素晴らしいです。


昨年は鉄道150周年の年

でした。

浜離宮から新橋に向かう途中に、鉄道の始発地点が保存されているところがありました!
150年前に初めて汽車が走った地点❣️

近くには鉄道歴史展示室という建物もありました。中には入りませんでしたが、記念の写真のみ。

150年前の鉄道始発点
旧新橋停車場鉄道歴史展示室


さて、散策の後はお昼の楽しみ❣️

娘は、浜離宮に行くと決まった時に、ランチはカレッタ汐留46Fで、素敵な伊勢海老のカプチーノを食べに行こうと勧めてくれたのですが、、。
私はそのとても魅力的な誘いにのらず😆
何と!「日本にいる間にうどんが食べたい」ととんでもないことを言ったものだから、まるで違うランチコースに‼️

台湾も麺料理はとても豊富でいろいろ食べられるのですが、日本で食べるうどんとはやはり少し違いがあり、日本に帰った時にどうしても食べたくなる有力候補にうどんがあります。

今回まだ一度もうどんを食べていないので、是非ということで。

娘が新橋あたりで探し当てたのが
サラリーマンの立ち食いうどん屋さん!
とても人気のあるお店のようです。
女が二人だけで入るのは珍しい光景?かな。

店内の様子
ちくわの天ぷらが載ってます
こちらは海老天


天ぷらもさることながら、出汁の美味しさも格別。うどんのコシもちょうどいい!
さすが人気店です。

美味しいうどんに大満足❣️



「また、食べにきたくなる味だね」と感想を言いつつ、お店を出ました。


久々の日本の味が食べられて満足❣️

他にもいろいろ味わいました😋😘
書き残した食べ物のことも、またの機会に是非書きたいです😄

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