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台湾では早くもトマトの季節❣️
[トップの写真は近くのスーパーのチラシから]
“蕃茄季”としてトマトの売り出し案内が載っていました↓
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100712386/picture_pc_d481d3d0f4b02137da6c032188a9abad.png?width=1200)
値段も8折(2割引き)というもの。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100712801/picture_pc_066d27a72450a81567d6a2da7b45463b.jpg?width=1200)
糖度、皮の厚さなども表示されています
トマトは夏の野菜と認識していましたが、台湾ではミニトマトなどは2-3月ごろから沢山出回り始め、夏真っ盛りの頃には品物が少なくなる感じです。
路地物の大きなトマトなども6-7月頃には出回る量が少なくなり、台湾に来てすぐの頃は戸惑いました。
上の写真の真ん中にある大きいトマトは牛心蕃茄という品種で、中の方までしっかり固く、炒め物、鍋物などの料理に使われることが多く、中のトロッとした部分が少ないです。
[蕃茄切盤]という食べ方があって(特に南部の方で)、まだ少し青みが残ったような硬めの歯ごたえがしっかりしたトマトを櫛形に切って、甘い生姜醤油で食べたり、酸梅という粉をかけたりという食べ方はサクサクした食感と共に、さっぱりとしたなかなか美味しいものです。
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一昔前までは、日本ではトマトは生で食べるものというのが一般的でしたが、近年、トマトには旨味成分があるということで、イタリアン以外にも、スープなどの加熱調理にも幅広く使われるようになってきていますね。
トマトを加熱調理でといえば、
台湾では国民食とも言われる鯖缶はトマト煮のものがほとんどです。
台湾に来て日本でお馴染みの醤油煮、味噌煮、水煮などは見当たらなくて、トマト煮一択なのには戸惑いました。
台湾の[鯖缶]のことを知りたくて検索していたら
とても興味深い動画を発見しました。
鯖缶を買う時に、スーパーに同じ柄の鯖缶が赤と黄色の色違いで並んでいて、赤は唐辛子が入っているのかと見ても書いてある表示も同じ、見比べてみてもその違いはよくわからないままでした。だからいつも結局は適当に赤を買ってみたり黄色を買ってみたり😅
上の動画の説明で、ようやくわかりました❗️
下記に動画の要約を少し↓
台湾の北部と南部では食文化の違いもあるらしく、缶詰会社は、1950年代の当初は北部向けには鰹で赤缶、南部向けには鯖で黄色缶と違っていたそうです。
現在は鯖のトマト煮で中身も味も統一されているが外の缶はそのまま二色とも使っているとのこと。
その理由は、北部南部それぞれの人たちが、違う台湾の北部と南部では食文化の違いもあるらしく、缶詰会社は、1950年代の当初は北部向けには鰹で赤缶、南部向けには鯖で黄色缶と違っていたそうです。
現在は鯖のトマト煮で中身も味も統一されているが外の缶はそのまま二色とも使っているとのこと。
その理由は、北部南部それぞれの人たちが、違う地域に行っても馴染みの色の缶詰が手に取りやすいようにと、赤缶、黄色缶が同じ棚に並んでいるらしい😅に行っても馴染みの色の缶詰が手に取りやすいようにと、赤缶、黄色缶が同じ棚に並んでいるらしい😅
赤と黄色の中身の違いは無かったのですね!(散々悩みました🤣)
ようやくスッキリしました❣️
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100780178/picture_pc_81e0abdf5ea35887e93ee8a82dab7a7b.png?width=1200)
トマト煮缶
(黄色を買ってありました)
表裏両面の写真
鯖の水煮缶は日本では何年か前からブームになるほど愛用する人が増えて、鯖の水煮缶が品薄になったりと話題になっていました。
台湾では水煮缶が見当たらないので、私は日本に帰った時には買って帰ってきていましたが、最近は台湾でも水煮缶が並ぶようになりました。(日本の水煮缶ブームが台湾にも波及したのかな)
私と同じ思いをしていた方がいたようです。↓
トマトの話から鯖缶の話にそれてしまいました😅
台湾ではトマト味の鯖缶が国民食と言われるほど、トマト味はしっかり根付いた馴染みものなのですね。
トマトの話に戻しましょう。
温室栽培の種類豊富なミニトマトが早くもその季節を迎えて、値段も手頃になってきました。
台湾のスーパーなどでは、透明パックに450ー500gくらいたっぷり入って売られているのが一般的です。
価格は60〜70元(300円前後)。
一番糖度の高い玉女蕃茄が120元(約500円)くらいです。
台湾でもミニトマトの種類は多く、糖度が競われるほど、甘いものも好まれているようです。
面白いことに、台湾では、ミニトマトは野菜ではなく、果物として扱われていて水果屋(果物屋)さんでも扱われています。
スーパーでも野菜コーナーではなく果物の棚に並んでいます。
家庭でも、ミニトマトは果物扱いのようで、カットした果物などと盛り合わせて、お茶の時間などに出されることも多いです。甘い品種が好まれるわけですね。
名前もすてきな名前が付いています。(トマトは中国語で蕃茄)
[玉女小蕃茄][聖女小蕃茄][聖運蕃茄][鹽地蕃茄]などなどの優雅な名前が。
それぞれに糖度が表示されていることが多いです。
[玉女小蕃茄]は少し細長い楕円形で一番糖度が高く、9度以上のものが多いようです。これはとても甘く酸味はあまり感じません。
[聖女小蕃茄]は7度程度ですが、適度な酸味もあり、トマトらしい味がして私は好みです。
[鹽地蕃茄]は日本でもたまにみかけていた[塩トマト]の種類でしょうか、なかなかコクのある味がしてとても美味しいと感じます。
台湾のトマトのことを書いているブログがありました↓
私の暮らす温泉地では日本の[桃太郎トマト]が[温泉蕃茄]として出回ります。
これが出回るのも、もう間も無くでしょうか。
[温泉蕃茄]だけを沢山積んで売る露店も出ます。
トマトの思い出🍅
私は子供の頃はトマトがとても苦手でした。
トマトを食べられるようになったのは、栄養士を目指す学校に入学してからのこと。
先輩から、栄養士になるのにトマトが苦手じゃ困るんじゃない?と言われて一念発起!
そして、“トマトが好き”とまで言えるようになったのは、いろんなトマトに出会って慣れて慣れて美味しさを知ることができたからですね。
そんな昔のことを時々思い出させてくれるトマト🍅です。