「LINEじゃんけん」とは。「暇」が生んだ大人の楽しみ方
外出自粛であろうとなかろうと、暇な時は暇であって、今日は特に暇な日であった。この暇をどう潰そうか考えた時に、相棒に「ラインであそぼ」と声をかけてみたら、「じゃんけん。」と返信がきて、唐突なじゃんけん大会が始まった。
お昼下がりの暇な大人たち
相棒もこのご時世でさほど忙しくなかったのだろう。お昼すぎに唐突に始まったLINEじゃんけん大会であるが、これが意外とシュールで笑えるものだった。
リアルで行われるじゃんけんとは、勝敗が着く時間軸が同じだ。相手と私が手を出した次の瞬間に「ッしゃあ」とか「あー↓↓」とか「いえーい!」とか言いながら勝ち負けが決まるわけだが、どうもこの「LINEじゃんけん」は、勝とうが負けようが、若干の時差が生じているらしい。
故に上記の写真のような、相手がほんの数秒遅れた(いわゆる「後だし」)をしているのにも関わらず、負けるということが起きるわけだ。
これがどうも私のツボにはまってしまったらしい。(ちょっと何言ってるか分からないという人はスルーしていただきたい。)
そしてここからLINEじゃんけん大会は、間を置きながらもずっと続くのである…。
新しい感情、「む…。」
そしてこのLINEじゃんけん大会は、自分から「じゃんけん」と言った上で負けると、「む…。」という、なんとも表現しがたい感情になる。確かに、なんの目的もなくじゃんけんなどしたことないかもしれない…。ただただ負けた感じになるのが、なんとも「む…。」なのである。
「後だしwww」などと子どものような負け惜しみを言いたくなる気持ちもご理解いただけるだろうか…。
しかしながら、こんなくだらない(と言ったら怒られそう…)LINEじゃんけん大会で、自分の中に新しい感情が生まれるとは想像もしなかった。暇とはなんとも素晴らしい。
ちなみに、勝つとごきげんである。
さすが人間、面白くしようとする。
このLINEじゃんけんが上手になってくると、お互い一発で決めようとしなくなってくる。あいこが続けば続くほど面白い。ぜひお互いをよく知っている相手とやっていただきたい。いかにあいこが続くかで、内心のドキドキ感と、勝ったときの「っっし。」という喜びは約束しよう。(いや、何時までやってんのよ…。)
暇を楽しみながら仕事をしよう
コロナで在宅勤務の方も多いだろう。日本はまだまだオンライン環境が整っていないので、結局家で仕事なんてできないという人もいるはずだ。皆さんは何をして過ごしているだろうか。(もちろん、仕事をしていない時に、という意味です。)
ぶっちゃけ私は、今この記事を書きながら、ヘッドフォンで(音漏れしない程度に)EDMをガンガン聴いて「在宅クラブ」を楽しんでいる。私は在宅が全くストレスに感じないのだが、やはり1日中PCで仕事をしていると段々と何かに腹が立ってくるので、こうして1人、在宅クラブを楽しんでいるのだ。(…大丈夫なのか。)
正直私は家から3日出なくてもなんとも思わないのだが、外出自粛が始まってからストレスがすごいという人も多いと聞く。これを読んだあなたがもしストレスで耐えられないと思っていたとしても、大丈夫、それが正常だ。
でも、LINEじゃんけんごときで楽しめる人間がここにいるのだ。(なんなら、一緒にじゃんけんやってもよい。)筋トレをするでも、LINEじゃんけんでも、1人在宅クラブでもなんでも構わない。なにか楽しみを見つけながらこの時間を乗り切ろう。暇な時間も、今しかないのだから。
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