マガジンのカバー画像

SAC about YODAN

120
運営しているクリエイター

2016年10月の記事一覧

ジョンレノンにハイタッチ(わかる、イマジンだよねって話)

なんだか見ていてつらいことがたくさんあるなー。そう思いながらTwitterをながめていたら、あそうかも。(浅生鴨)さんがこう言っていた。 わたしもそう思った。「同じ何か」だと。 なんだか「自分」と「他人や世間」の間の距離が、おかしなことになっているように見える。ここ15年くらいで、インターネットによって圧倒的に増えた情報量とそのスピードの速さに、「自分」を確立しないと流されてしまう、埋もれてしまうという焦りがうまれているのではないだろうか。 そして、自分を大事にする(価

「クリエイティブ素直」実験の中間報告

いわゆる「たくさん愛されて育ったひと特有の素直さ」を持ち合わせていないわたしは、目下「クリエイティブ素直」と称して、あとから作り上げる「素直」を手に入れるべく実験中だ。 実験の姿勢を見せたからなのか、それはまあ次々とあらゆる方向から問題がわたしの目の前にあらわれる。さあ解いてみろと練習問題を出されているようだ。こうやってQ&A人生はつづくのかよ、とやさぐれもするが、せっかくなので真面目に練習問題を解いている。(わたし、真面目なんですヨ) ここでいう「素直になる」「正直にな

映画『永い言い訳』に、言い訳をする。

映画「永い言い訳」を観た。 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのた

人生はヒマつぶし(仕事とお金と時間をわけて考えようという話)

わたし自身がいま、仕事について猛烈に考えているからか、とにかく仕事に悩む話やつらい話が目に入ってくる。 わたしが仕事について考えているというのは「悩み」ではなくて「考えて決める」という作業であって、「つらいからどうしよう」ではなくて「どうやったらおもしろいかな」なのだけど、どうしても「仕事はつらいもの」「つらいからお金をもらえる」と、ガマンしているひとがとても多い。 わたしはこどものころから「はやくオトナになりたい」と思っていたのだけど、それは「誰のせいにもしないで、ぜん