栞と俳句☆
大人の本ではあまり見かけたことは無いけれど、
子どもが図書館で借りてくる本にはときどき、
前の人の栞がはさまっていることがある。
それはたいてい子どもの手作りだったりして、
手描きの文字やイラストを娘は興味深そうに眺めてる。
プレゼントだったら素敵だけれど、きっと忘れものだよね。
そういえば、図書館の落としもの箱にも栞がいくつか
入っている気がする。
思い入れのあるものないもの、色々だろうなぁ。
小学校の頃は図書館でも学校の図書室でも「貸出カード」が本の最後についていたのを思い出しました。
漫画「耳をすませば」(柊 あおい)を当時読んで、今でも単行本で本棚にあるのですが、
最初の重要なシーンで、主人公が図書館で借りる本の貸出カードに、いつも同じ名前があることに気がつくんですよね。
(ジブリ映画ではこのシーンがあるかどうか忘れましたが)
読んだ当時はなんてロマンチックなエピソードなんだろうと思いつつも、
私自身は貸出カードに注目する時って、自分が一番初めだったときか、あまり誰も借りていないんだなぁと思う時にしか無かったので、これを作品に使う漫画家さんのセンスがすごいなと今改めて思います。(ちょっと俳句を考える時と似てる気がする)
それでも、貸出カードのあの狭いスペースに記入することはなんとなく好きだった気がします。
あのちいさなポケットにしまうことも。
あの当時ならではのエピソード。
今だったらどんな出逢いの奇跡があるのかな。
同時に思い出した漫画が、
主人公がぼんやりグランドの隅を歩いている時に飛んできたサッカーボールをぎりぎり避けたら、男の子のスケッチブックに当たってしまい、くっきりとボール跡がついてしまった場面。
何が描かれているわけではなく、スケッチブック一面に塗られた色。
誰もそれが空の色だと分からないのだけど、
主人公の女の子は「綺麗な空の色だったのに」と言い、男の子は「哀しい空の色だ」と言う、その一場面。
てっきり「耳をすませば」の一場面と勘違いしていましたが。
カラーではなかったけれど、記憶にずーっと残る美しい空の色。
おっと、本から漫画の話になっていた(笑)。
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月刊俳句界9月号 自由詠
鈴木しげを先生 選 秀逸
柴田多鶴子先生 選 佳作
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角川俳句9月号 令和俳壇 題詠「都」
夏井いつき先生 選 秀逸
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角川俳句9月号 令和俳壇 雑詠
成田一子先生 選 佳作
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俳句ポスト365「夏の海」
中級 並選
高校時代の「生物」の先生のネクタイが
昆布のようで・・・どうにか俳句にしたかった(笑)。
ちなみに先生は好きだったけれど、「生物」は苦手科目でした・・・。
この通り、たいていのことは俳句になります!(笑)
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