マンサクの多良山系を歩きます。
マンサクが満開だ。ホソバナコバイモも咲いている。中山キャンプ場への林道が開通した。それでは行かねばなるまいと出掛けました。 もともとこの三連休は上福根山、国見岳を予定していましたが天気不良で中止。ただこの日だけは期待でき近場の多良に向かったのでした。
以前から気になっていたコースを歩くことにしました。
その1 中山キャンプ場から笹岳への直登コース(北東尾根)
その2 前岳から北側への下降と、その先のP864(ハチロクヨン)へ
笹岳直登コース(北東尾根)は、シャクナゲ時期は良いコースと思いました。ただ今年の5月は少ないようです。蕾があまり見られませんでした。このコース、私が山登りを始めた頃はなかった気がします。最近はYAMAPにも載っているし気になっていました。一般道分岐から踏み跡はありますがしっかりしていません。レスキューポイントは設置されています。テープなどもあり注意しながらの急登が続きます。尾根が顕著になると踏み跡もしっかりして来ます。展望も楽しめました。1時間チョットで山頂に到着。山頂標識は「笹ケ岳」ですが、私達は「笹岳」と言っていました。
笹岳、中山集落からも特徴的な山容です。さあ中山キャンプ場を出発。
一般道との分岐。レスキューポイント2が目印です。
急登が暫く続きます。
シャクナゲ蕾があったのはほんの数本でした。バックは国見岳。
笹岳山頂からの展望。南側には五家原岳が。東側の海は有明海です。
笹岳のコルに出て一般道を歩きます。ホソバナコバイモも楽しみました。
金泉寺山小屋前で腹ごしらえをしてマンサク巡りです。国見岳は咲いてはいますが高い位置にあり曇り空では綺麗さを感じません。多良岳山頂は大賑わい。顔見知りも大勢でした。東に進み前岳手前が眼の高さで観賞でき色も鮮やか最高でした。
国見岳のマンサク
多良岳のマンサク
前岳手前のマンサク。一番綺麗でした。
バックは多良山系盟主の経が岳。
前岳までの間は楽しいコースです。座禅岩、鬼の岩屋。これから下る先。ハチロクヨンも確認できます。
前岳に到着し、ここから二つ目の目的であるピーク864(ハチロクヨン)を目指します。YAMAP投稿も多くなりましたが難路です。ロープもテープ、ケルンも設置されていますが安易にこのコースには進まないで下さい。コース状況確認のため入りました。多良山系での事故も頻繁です。最近の事故の共通項は、高齢者、単独、道迷い、滑落、午後から登山です。
下降点にはキケンとのテープで注意を促しています。
P864山頂からの下りも要注意です。地図には現れていない岩場もあります。ケルン、テープはありますが慎重にお願いします。
面白い石。下の岩にマッチしています。
多良川上流の沢に出て昔の古道を歩き中山キャンプ場に戻りました。
No1497マンサクの多良山系(笹岳∼多良岳∼前岳~P864) 令和4年3月20日 中山キャンプ場9:10→北東尾根→笹岳10:25→西岳→11:25金泉寺11:45→国見岳→多良岳→前岳12:45→P864m13:20→多良川上流→14:30中山キャンプ場 歩行距離4.8km 上り標高差748m 2,195kcal 12,000歩
楽しい一日を過ごしました。膝の調子が少し良くなっています。軟骨擦り減りが改善したのではないのでしょうから調子に乗らないよう要注意です。