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カンブリア宮殿「#917 400年企業!愛される商品づくり」

長野県を中心にホームセンターに食品売り場を併設した「スーパーセンター」などを展開する綿半ホールディングス。織田信長の家臣が創業した400年企業だ。綿の商いからスタートし、金物商、建設業、小売業へと業態転換しながら400年以上事業を継続してきた。経営理念は、皆の才能を合わせることで、組織の力を最大限に生かすという「合才(がっさい)の精神」。創業以来、数々の危機に直面したが、時代の荒波を乗り越え現代まで事業を継続してきた。長野の知られざる巨人「綿半ホールディングス」の独自の経営戦略に迫る。
【創業400年以上!知られざる長野の巨人】 綿半グループの主力事業が、ホームセンターと食品スーパーを組み合わせた独自の「スーパーセンター」だ。長野県を中心に23店舗展開している。海なし県の長野県でいけすを使って鮮魚を売るなど、独自の戦略で売り上げを伸ばしている。時代の変化に合わせて業態を柔軟に変化させながら事業を継続してきた。現代まで綿半が生き残ってきたのは、「その時代に地域で必要とされるもの」を売ってきたからだという。地域の発展が経営判断の軸になっているのだ。綿半が400年続いた秘密に迫る。
【原点回帰!16代目社長の生き残り戦術!】 本能寺の変で織田信長が自害したのをきっかけに、家臣が信州・飯田で綿栽培を始めたのが綿半の始まり。創業以来、幕末の動乱や昭和恐慌など数々の危機を乗り越えてきた。野原が入社した2008年はリーマンショックが直撃した。主力だった建設業が大打撃を受けて業績が悪化。そこで、「合才(がっさい)の精神」を旗印に改革に乗り出した。低迷していた建設業はゼネコンの下請けから利益率の高い大型の立体駐車場の自社開発にシフトし、国内シェアトップになるまで事業を拡大させた。また、売り上げが低迷していたホームセンターは、食品売り場を併設する「スーパーセンター」に衣替えし業績を拡大した。「合才の精神」でさらなる飛躍を目指す野原の経営戦略に迫る。
【事業の軸は地域貢献!400年企業の新たな挑戦】 綿半が拠点とする長野県は人口が年々減少している。そこで、綿半は地元の一次産業を活性化させるための新たな取り組みを始めている。長野の林業を復活させるため、地元の木材を使った新たな住宅の販売も計画している。創業の地である長野県の活性化に挑む綿半の新たな戦略に迫る。

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_309983

どんな企業・内容なのか

  • 「スーパーマーケット」と「ホームセンター」を合わせた業態

    • 長野県を中心に23店舗展開

  • 綿の製造から始まった

    • 関ヶ原の2年前から

    • 綿屋→金物屋→ホームセンター&建築→スーパーセンター(多角化)

  • 「合才(がっさい)の精神」

    • それぞれが持っている違ったの力を合わせもって新しいものを作る

  • 住宅なども手掛ける

  • 立体駐車場のシェア1位

    • 外からの明かりが入りやすい構造

他社と比べてどこがすごいのか

  • 食品や住宅など他社と比べて安価で提供している

  • レベルの高い総菜の提供

    • コロナで職を失った優秀なシェフを雇い入れた

  • 鮮魚を店頭の生け簀で販売している

    • ホームセンターでの観賞魚飼育のノウハウ活用

ビジネスモデル・商品の肝はどこか

  • 生産から販売までを一気通貫で行う

    • 魚は自ら市場で仕入れる

    • 野菜や建材などを自社で生産する

    • 自社ブランドの提供

  • 住宅のパーツを工場で作成、現場で組み立てる

    • 現場での工数削減

    • グループ企業での建設

  • 建設と小売りのバランスを変えた

    • 2006年:建設6割、小売り4割

    • 2023年:建設3割、小売り6割、貿易1割

  • 地域にとって自社がどう貢献できるのか

    • 柔軟な業態転換

どのような結果がでたか

  • 2015年から9年間で売上1.5倍の約1280億円

  • ホームセンター事業に食品事業を組み込んだことで、同じ店舗面積で売上4倍→食品による集客力

問題はあるか

現状見当たらない

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