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サトイモ掘りで学んだこと (10/20)
サトイモ掘りに誘われました。先日、サツマイモを掘った同じ畑の一角に、サトイモも育てているとのこと。
ここの畑は土が真っ黒に肥えていて、滋味豊かに見えます。そのせいなのか、比較的日陰になりやすい場所にありながら、巨大な茎と葉が旺盛に茂っています。
トビラの写真にあるとおり、茎に赤いのと緑のがありますが、これは品種の違いで、いわゆる普通のサトイモは緑色のほう。赤いほうは茎も「ズイキ」として食べるし、親芋は「ヤツガシラ」として食べる品種のほうなんだとか。
そういえば、お正月のおせち料理にはヤツガシラが並びますね。11月~12月にとったお芋が1月の食卓に並ぶというわけです。なるほどなぁ…。作物の収穫時期と、それをいただく時期。都会生活では知り得なかった「旬」の概念ですね。勉強になります。
親芋の生命力、子芋の可憐さ…
さて、収穫はまず、土の上にみえている茎の束を鎌で切っていくことから始まります。太いだけに堅いのかと思っていたら、鎌を入れただけでスパッと断面がキレイに現れてきます。その断面からは、まさにドクドクという音を立てんばかりに水があふれてきます。
土壌の良さと同時に、あの太い茎が強力なポンプの役割を果たしていたということが理解できました。
写真では分かりづらいのですが、この茎の真下に親芋があり、そこに子芋がしがみついています。この親芋は、子芋を取ったあと、そのまま埋けておけば、また来年も十分に子芋を育ててくれるそうです。親ならではの生命力を感じます。
この親芋から子芋をとっていくのですが、その感触がなんとも快感! ポキッ、ポキッと、まさに剥がし取り、もぎ取っていく感じ。その感触を追い求めていくうちに、みるみるサトイモの山ができていきます。
これで収穫終了、というわけではありません。取り終えた子芋たちのヒゲを払ってやらなければなりません。植物の生命力といえばそれまでなのですが、子芋からはさらに地中深くに進出しようとする根が生えています。この白いヒゲをプチプチと指で切り離していくのです。
白いポツポツ
この作業に没頭しているときに、ふと気がつきました。スーパーで売ってる里芋って、膨らみを帯びた下側にポツポツと白い点々がありますよね。ふだん気にもとめていなかったのですが、あの点々は、この根っこを払ったあとにできる痕だったんですね。
わずか3時間ほどの作業ではありましたが、今回も学ぶことが盛りだくさんでした。
農作業。ハマっていきそうです。
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