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あなたは言葉で考えてる? 絵で考えてる?

かの有名なPodcast『ゆる言語学ラジオ』で『ビジュアル・シンカーの脳』(NHK出版)という本を題材にしつつ、

●言語思考者(言語で考える人)
●視覚思考者(絵で考える人)

の違いについて語られているのを聞きました。

これがめちゃくちゃおもしろくて!

パーソナリティのお二人は極端な「言語思考者」で、「言語化できない人はバカだと思っていた」(過去形ですよ、過去形)とおっしゃるほどの「言語化ヤクザ」だそう(笑)。

それを聞いて、

「私は言葉を扱う仕事をしているけれど、言語化は決して得意ではないし、お二人のようにスラスラしゃべれないぞ?」

「私は言語で考えているのか?  それとも絵で考えているのか!?」

という疑問が湧いてきました。

そこで! 参考までに前から気になっていた認知特性テストを受けてみることにしました(オンラインですぐ受けられます)。

あなたはどの認知特性タイプ?

認知特性とは、感覚器官で取り入れた情報を頭の中で理解・処理する能力のことで、以下の3タイプ(細かく分けて6タイプ)に分類されます(本田式認知特性研究所の場合)。

●視覚優位(カメラ・3D)
●言語優位(ファンタジー・辞書)
●聴覚優位(ラジオ・サウンド)

私の場合、無料の簡易テストでは「視覚優位(カメラ)」タイプと出たのですが、より細かい有料のテストを受けてみたら違う結果が出ました。

結局のところ、「あなた、言語優位ですよ」という結果でした。

「視覚優位タイプ(カメラ)」もポイントは高めだったので、混合タイプかもしれません。

ちなみに、いちばんポイントが高かったのが「言語優位(ファンタジー)」で、このタイプの人は、読んだり聞いたりした内容をストーリーとして理解し、映像化して思考するそうです。

対象の前後関係を深掘りし、体感的に覚えることができると書いてありました。

「体感」という言葉があったので、ちょっと納得。

私は物事に対峙したときに「感情・感覚」をまず体感として感じます。その体感を言葉に変換しているという感覚があるんですよね。

言葉にするまでにワンクッションある。絶対ある(笑)。
なぜなら、言葉がスムーズに出てこないから。

文章を書くときも、話すときも、体感にいちばん近い言葉や表現をいちいち選んでから外に出すから、瞬発力がないのだと思います。

しかし、『ゆる言語学ラジオ』のパーソナリティのお二人は、最初に湧いてくるのがそもそも「言葉」なんだろうな。

おそらく「言語優位(辞書)」タイプなんじゃないかと思います。

「言語優位(辞書)」タイプの人は、読んだ文字や文章をそのまま言葉で思考するタイプ。

このタイプの人は、対象を辞書やカタログのページのように言語化・抽象化し、関係性を整理しながらロジカルに記憶することができるそうです。

いわゆるマシンガントークを理路整然とできる方ですね。ちょっと憧れるなぁ。

ちなみに、私は「聴覚優位」のポイントが低く、オーディオブックやKindle読み上げが苦手な理由がわかりました。


自分が「言語で考えているのか?  絵で考えているのか?」「どの認知特性が優位なのか?」に興味がある方は、認知特性テストを受けてみてもおもしろいかもしれません(必ずしもビジュアル・シンカーの話とばっちりリンクするとは限りませんが)。

ちなみに、『ゆる言語学ラジオ』で取り上げられていた『ビジュアル・シンカーの脳』という本に目を通しましたが、この本で「空間視覚思考者」とされている人は、認知特性テストの「視覚優位タイプ」とは必ずしもリンクしないように感じたので、参考までにお伝えしておきます。

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