生産者さんご紹介:鮎沢 実冴さん(みーちゃん農園)
それでは、サボマルシェのショップで扱っている「みーちゃんのにんじんジュース」の生産者であり「みーちゃん農園」の主、鮎沢実冴(あゆさわ みさえ)さんのご紹介です!
鮎沢さんは東京都出身の20代の農業家。
気さくで穏やかな雰囲気の中にも、芯のある、野菜と馬をこよなく愛する女性です。
自分の農園である「みーちゃん農園」で日々野菜づくりに励みながら、学生時代 馬術部に所属していたこともあり、馬が大好きで農業と同時に乗馬クラブの仕事も両立させているとのこと。
20代とは思えないくらいしっかりされていますが、一人で農園を切り盛りしながら、いろいろなことを日々こなしている姿を見れば納得です。
そんな鮎沢さんが農業を目指したきっかけは、農業高校時代。実習で収穫の時間に試食で収穫したばかりの採れたて野菜をかじった瞬間、今まで食べたことのない美味しさに大きな衝撃!!を受け、 どうしてこの味ができるんだろう!?この採れたての味を食べる人に伝えるにはどうしたらいいのだろう?!とにかく自分でも野菜を作ってみたい!とビビビツときて本気で農業の道を決めたそう。
現在鮎沢さんは茨城県に在住し、お手伝いしている乗馬クラブから馬糞を特別に分けてもらい、それをもとに馬堆肥をつくり野菜を育て、またその中で売り物にならない野菜を馬のえさに活用するという『循環型農業』に取り組んでいます。馬が食べるものが化学肥料を使わずに育った野菜であれば馬堆肥もより自然なものとなり、エコだけでなく、より体に良いものが作られていく循環にもつながっています。
ニンジンの他にもジャガイモ、落花生、あかネギなど、いくつかの品種の野菜を栽培し、サボマルシェでは、その中で新鮮な真っ赤な色のニンジンを使ってつくられた「みーちゃんのニンジンジュース」を現在販売しています。
畑に伺っていろいろとお話を聞く中で、トラクターの操作やいろいろな作業をこの炎天下の中こなしている姿に思わず、女性ひとりで農業って大変じゃないですか?もうやめたいと思ったりしたことはないですか?と聞いてみたところ、
「やめたいと思ったことはありません、自分がつくった野菜を喜んでくれる人の存在が支えになっています!」とキッパリ。
その力強い言葉を聞いて、日本の農業の将来を背負う若い人の存在に頼もしさを感じました。
現在、日本の食料自給率はカロリーベース38%、生産額ベース61%(令和5年/農林水産省HPより)とのことですが、農業に携わる鮎沢さんの姿を見ていると普段何気なくしている日々の買い物や食卓について改めて思いを巡らせることも。
そんな鮎沢さんの畑づくりについて、次回はご紹介していきたいと思います。ぜひお楽しみに!