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初めて、ライターさんにキュンキュン♡した話
先日、noteさん主催のライター向けのセミナーに参加しました。このセミナーは、『嫌われる勇気』を書いた著者、古賀史健さんがゲストのライター向けのセミナーです。多くの方が応募されていて、まだまた若葉マークの私は当選するはずもなく、当日会場で見ることができなかったけど、noteさんからのご厚意で、ライブ配信のURLをメールでお知らせいただいたので、有難く参加しました。
雲の上の人の言葉に一発殴られ、ハッとした!
この時、私が昨年学んだライティングカレッジの課題、電子書籍の原稿を書き終え、あとはKindleに登録するだけという、半分荷が下りた気持ちで悠々をセミナーに臨んでいました。今後の糧になる話が聞けそう!と期待していました。
でも、セミナーが進めば進むほど、出鼻もくじかれるし、あー、私はまだこの人の足元にも到底及ばない。なんなら世界数周分の距離がある人だ。と、そんな気分もなりました。
でも、現金主義な私は必死にメモをとり、自分の気持ちとメモの内容を交えながら、セミナーの感想を述べたいと思います。
まず、セミナーの冒頭で古賀さんが『文章を書くことでコンテンツを書き、読者を楽しませること』をおっしゃり、それについてご説明されていました。
はじめのうちは、そうそうとう。と、うなづきながら調子こいて、有名な作家さんのお言葉だから、一語一句聞き逃したくない!と欲張っていたら、こんな言葉か聞こえてきて、はっとさせられた。
原稿を編集するのはライター、だから校正も自分でするのは当たり前。編集者は人を編集し、コンテンツのパッケージも編集する。
ライターは何を編集するのか。読まれる記事にするにはこの3点が必要だとおっしゃっていました。
①情報の希少性、②課題の鏡面性、③構造の頑強性 この3点が整っていると、読者はエンターテインすることができる。
読者にとって、自分のことのように感じるかどうか。例えば、星座の記事は自分の星座しかみない。だから、他人事を自分事にするブリッジがないといけない。
また、コンテンツの貴重性、ここでしか得ない情報を盛り込んでいないか、そして、その記事はちゃんとした基盤、構造がしっかりしたうえで文章の表現をされているか…。と説明されていました。
いろんなことを聞いていくうちに、後ろから背中を強く押された気分になり、ハッとした。
果たして、自分の本はどうなのか。改めて書き直したい気分になり、この目線で冷静になって、じっくり読み返したい気分にからかわれた。①も②も③も果たしてどうなのか。そして、あの内容で本を出しましたというのは、とても恥ずかしくなり、改訂する気満々になった。
当然、本出しました。とPRはする気は失せてしまい、むしろ、このへなちょこを出して、メタメタにいじられたり無視されたほうが、とっても勉強になるとも思うようになってきた。
ライターとして必要なこと
そして、古賀さんは、ライターに必要なことをわかりやすく表現してくれました。
取材して、自分の中になにもない知識の空っぽを埋めていくこと。
ライターは取材によって、情報を埋めていく、そしてそれを読者にシェアしていく気持ち、みんなに披露して喜んでもらえるように、分かち合うために書いていく。
取材してわからないものは、自分がわかるまで調べて考える。伝文のままに書いてはいけない。それでは面白さが伝わらない。自分が理解できた時になんでこんな回り道してしまったのだろう、なんでこんな理解がかかったのだろうと振り返ること
これを聞いた時、少しほっとしました。救われた気分になった。自分で経験して得た知識をリサーチ、ほんの引用や成功者のインタビューで、整合性を盛り込み、自分の経験や得た知識をわかりやすく書いたツモリ。
お粗末でしかないけど、条件だけはクリアしたかも。と自分で自分の傷をなめてました。
そして、改めて『嫌われる勇気』を読み返す
後日、セミナーの題材に使われた、古賀さんご本人の本『嫌われる勇気』を読み返した。古賀さんがおっしゃていらっしゃるとおり、この本は2013年5月に発行されてますが、全然古臭く感じない。何年経っても読める。
そして、読み返しても忘れていたことに発見している自分もいる。数年前に読み終わって救われて心がスッキリした感情が、また溢れてきている。これがまさしくエンターテインなんだと痛感。
そして、古賀さんがセミナーでおっしゃってたことを思い出し、メモを見返したら、こんなことを書いていました。
ライターは、取材された人からの情報(手紙)を受け取った感情、気持ちを取材してもらった人に返事を書くこと。こういう立派な心に触れましたと伝え、よりたくさんの人に知ってもらえるように。相手への敬意をもって感想を書く。ありがとうの思い。でたらめ、雑なコンテンツはその敬意を払っていない。 (一部、メモが不鮮明で欠落してます。)
やっぱりいい本はいい本なんだよ。だから、部屋を断捨離してもこの本は手放さなかったんだ。直感で手放すな!と、心が動いた数少ない本に残ったのだと。
繰り返ししますが、いい本は、いつ読んでもいい本。そして読んだ後も同じ気持ちにさせられる。これは、読書の特権だと改めて感じました。
セミナーの質疑応答にも紳士に、そしてわかりやすく的確に答えている古賀さん。初めてライターさんをファンになってしまった。この人は自分の想像を超える量の文章に向き合ってきた人だと。そして、自分の仕事を自信をもってしてる人だと。わあータイプ♡
セミナーが終わった時には崇拝してるし、なんなら、新しい本も、自分がもってない本も買ってもいい!と思ってしまった。ミイラ取りがミイラになった?感覚です 。完全にハマりました。本の発売は4月中旬だったと思います。買います買います。買わせていただきます。
そう、このセミナーは古賀さんの新しい本のPRの場でもありました。ですよね。(笑)
来月の4月から本格的にヨガの講師を始めるけど、これからはライターの卵を目指して、これからも書き続けて頑張っていこうと決心した日でもありました。とりあえず書く!だめでも書く!日々練習!
最後までお読みいただきありがとうございました。また、ふあーっとライティングの天使が、自分のところにやってきたらnoteに綴っていきたいと思います。(記事を半日で書き上げたのは、これが初めて🙌)