【化学×就活】修士学生の就活戦略|ホワイト企業に早期内定したいというわがままな欲望のために
こんにちは!さぼりざるです!
大学院卒業間近な私ですが、今回は就活の話題に触れてみようと思います!
読んでほしい方は、「化学系×大学院生で企業研究に携わりたい方」です。
他の理系院生の方にも伝わるように記しますが、ところどころは読み飛ばしてください。
結構ニッチなお話でほかの方にとってはつまらないかもしれないですが、どうぞお見知りおきください。
いざ就活解禁になった今これを読んでいる方は、
とりあえずどうすればいいの?なにからすればいいの?
面接でぼこぼこにされました。なんで真面目に研究してなかったんやろ…
私はなんで早期内定できへんかったんやろ?
という気持ちになってくると思います。
研究室の後輩を支えた経験から、
何をすればいいのかわからないという人たちが
いかに多いかを実感しました。
そのため、インターネット上にそのコツを残しておこうと思いました。
最終的に納得して就活を終了した私の就活を振り返りながら
やるべきことを明らかにしていこうと思います。
0 概要
みなさんが私のエピソードを参考にできるか判断できるように
実際の履歴書を基に、必要そうな私の情報を記しておきます。
最終的に私は外資系の会社に入社することにしたのですが、
総合化学メーカー 早期選考辞退
合成洗剤メーカー 最終面接辞退
のような就活結果になりました。
1 M1の夏|鬼のエントリーラッシュ!まずは社会と触れ合うことに慣れてみよう!
正直、これが一番障壁が高いです。
研究室の後輩もこれを全然やらなかったことが
一番よくなかったと反省していました。
コミュ障・バカ・不真面目の人こそこの一歩を早めに出してください。
自己分析・業界分析を独学でするのはとても難しいです。
(理系院生の良くないところで笑)
結論、合同説明会や企業の説明会を通じて行っていく方法が一番効率的!
そのため、↓の企業群にとりあえずエントリーしてください。
(おそらく2時間ぐらいかかります笑)
エントリーだけしておくと
説明会や企業のPR動画がメールでガンガン飛んできます。
それらに参加したりすることはインターネットの意味不明な説明よりも人事の方がとってもわかりやすい説明をしていただけますので、かなり有益だと思います。(それを鵜吞みにしないのも大事ですが…)
2 M1の秋|ES・研究概要のブラッシュアップ!どのエピソードがモテるのか?どうやって伝えるか?
つぎに行うのがESと研究概要のレベル上げです。
どちらもエントリー→面接(人事・技術)のどちらにも効いてくるので、
恥をかく前提で先輩・先に就活を始めた友達・大学のキャリアセンターの職員さんにガンガン添削してもらいましょう。
この時、お願いの仕方が重要です。応用面のアドバイスから入る人が多いのが事実なので、
とお願いすると手っ取り早く80点ぐらいのモノが手に入ります。
ここで作成したESの類・研究概要の類をそれぞれ企業のエントリー形式に
合わせて文字数を減らしたり増やしたりすることがgoodです。
(ESなんて新卒が粗めのチェックしかしていないので、基本さえ抑えれば通ります)
3 M1の冬|面接のブラッシュアップ!緊張せずにどのように話すのか?
次に行うのが面接技術のブラッシュアップです。
面接:入室→挨拶→Q&A→逆質問
の流れで進みます。
面接にも基本があります。あくまで就活は人柄や個性を評価して判断されるものですが、基本のマナーや仕草で評価せざるえないような状況が多いのもまた事実です。そのため、まずは↓のサイトを一読してください。
ある程度入室のマナーがわかったと思いますが、挨拶です。
挨拶がとっても難しいです。テンプレートの文章は、
といったような感じです。
この挨拶は最も大事です。
面接の流れを全て決めるので、
元気・さわやか・面接慣れていますよ感を出せるとグッドだと思います。
※ 挨拶の際には、面接官の方の名前をメモしておくとグッドです。
最後の逆質問の際にも
「○○さんは○○○○の事業部担当とお伺いしましたが、
○○○○の事業部との違いはどのように考えられていますか。」
なんてゆう質問をするためにメモしておきたいですね。
次にQ&Aに移ります。
理系院生のQ&Aは技術質問と人事質問に分かれます。
人事質問はある程度ほかのサイトでも調べればたくさんのコツが出てきます。
そのため、ある程度説明を割愛させていただきます。
理系院生として気を付けるべき点として、2点お伝えします。
①研究に出てくるあなたらしさと人事質問のあなたらしさを意識する。
研究で泥臭くいろんな化合物を合成してきたあなたがサークルで代表としてリーダーシップを発揮した。
研究活動で知識の幅広さで障害を乗り越えたあなたが趣味として○○検定を好奇心旺盛に挑戦した。
といったように、研究&人事エピソードでのあなたらしさを一貫させる、または、多方面に通じるということを伝える!と意識してください。
②面接にはある程度の練習が必要ということ。
文系学生は、
人事面接の練習ではだれかと練習しながらブラッシュアップしていきます。
研究室ではそういった練習ができないのも事実。
私がおすすめするのは、
一人でしゃべってみて動画を撮って自分で確認する方法です。
近年は↓のような面接用の練習動画も出ているのでその辺を利用するのがとってもよいと思います。
練習用動画|【新卒 / 模擬面接】オンライン面接シミュレーション ※概要欄必読【23卒・24卒】
思った以上に自分の思い通りに喋れていないものです。
そのため、自分が気持ち悪いと思う点を修正していくことだけに
集中しましょう。まるで、合成できなかった化合物の合成条件を整えていくように…
最後に逆質問のパートですが、自分が聞きたいことを聞くのがベストですが、質問数が評価基準に入れられている以上最大数で質問するのがベストです。そこで、↓のリストがあります。是非ともご活用ください。(私が就活中に使っていたものです笑)
4 M1の冬|絶対に忘れるな!学校推薦はどこに出すかは先にきめておけよ!
就活解禁の3月を前にある程度ES・面接も慣れてき始めた頃に忘れがちなのが学校推薦です。
学校推薦は結構重要で大きく3種類ぐらいあります。
内定に近づく順に記載していくと、
1つ目が研究室推薦。
教授と太いパイプを持つ方(ほとんどがおそらくただの知り合いで金銭関係などはない)がいらっしゃったら、こういった話が舞い込んでくることがあります。
実はこの話は一部の有名研究室だけのお話ではなく、
すべての研究室に対して発生しうるお話です。
なぜなら、私の研究室(おそらく無名に分類されそうな)でもあったから。
私の同期は就活準備を全然進めておらず、
正直本選考前にグロッキー状態でした。
彼のすごいところは教授のありのまま報告したことでした。
(教授という生物は博士課程に全生徒を進めさせたいと考えているようで…そんな教授に彼は就活うまくいかないんです泣泣博士課程も行きたくないんですぅと言ってのけた。まじですごい、もはやサイコパス笑)
すると、教授が卒業生や自身の同期に連絡を入れてくださって
地方の繊維メーカーにつないでくれたそうです。
こういった話もあるために、
就活準備の薄かった方々は恥ずかしがらず教授にぶちまけるのもありです。
2つ目が学部推薦。
コースや学科にまで絞られていることもあると思います。
これが結構アツい。オッズ8の人気2位に単勝ぐらいアツい。
これは志望する中で最難関(ないし次点)の企業に推薦をいただくべきです。
その際に気を付けることは2点。
1つ目は他の人はどこにだすかは正確に把握する。
たいてい、学部推薦は枠が決まっています。
そのため、その枠に誰が応募するかがとても重要です。
競争相手が論文は○本か?学会受賞は○回か?特許は○本か?
(特に男性は、近年の女性社会進出促進の影響か、女性かどうかもかなり重要になることもあるそうです。データ数は私の周りで3回程度)
そういった情報を把握しておくべきです。私は直接聞いちゃってました。
「○○に○○に推薦だすって聞いたけど本当?おれそれならやめとくけど…」みたいな感じですね。
2つ目は本当に使うほど価値のある推薦か。
ふたを開けるとES無しであったりwebテスト無しの企業が半分程度です。
そのため、面接2回で終了や最終面接からといった皆さんが想像するような学部推薦は少ないものです。
そのため、事前に開示されている情報から推定できそうなぐらいには、
学部推薦を使う価値があるのかはキチンと調べるべきですね。
3つ目は学校推薦。
これはほとんど関係ありません。ぼくは使わなくてよいと思っています。
まずは有名大学であること。また、公務員や省庁系が多いイメージです。また、↑の学部推薦と同様に最初のチェックが済まされている人間としての意味あいが強いようです。
しかし、ある程度の研究実績のある方など企業側から長期インターンシップの募集など行われていることもあるので、そういった枠にエントリーすることは推奨します!
5 M1の春|ここで踏ん張れ!本選考ラッシュ!
ここは正直駆け抜けるだけですね。
学部推薦に落ちちゃって一般応募で挑戦するしかないじゃんって方が
ここを読んでいると思います。
私の同期は95%一般応募で内定でした。
学部推薦に落ちることはそこまで珍しくないので
悲観することではないです。
本選考の季節になると教授陣も就活に少しは気持ちを許してくれますよね
(まったくもって少しですが笑)
そのため、がっつり就活に集中しましょう。
化学メーカーの内定数は解禁→GWに向けて直線的に増えていくような
イメージがあります。内定人数ではなく、単に内定数が…そのため、この2か月間(特に後半になればなるほど)
(最後の方とかまじでひどい、内定複数持ちが大量発生してる現状)
時間を空けて精神を保って受け続けることがとても大事です。
ここにすべての能力をぶつけるために、
これまでの準備が大事ってゆう話ですわ。
(準備が間に合ってない人はコメントください、どうにかできるかもしれません)
そんなこんなで、みなさんの希望する企業からオファーいただければとってもいいですね!
6 M1|学会・論文・特許に関わっておくといいよって話
ここからは何となくの知識を書いておきます。
マジで学会・論文・特許に関わっておくといいよ。
研究概要に<業績>って枠を作ってそこをいっぱいにすることが
一番強いから!ほんとに!
ある化学メーカーの人事の方は説明会の際に
とおっしゃっていました。
これ、マジ事実だと思います。
化学系の論文・特許は難しいのでほぼないと思いますが、
学会に出場したかどうかで内定する・しないが大きく影響します。
(おそらく自分の研究に教授の考察が含まれているかどうかが重要という話だと思いますが)
学会には死んでも1回、最高全部出場しておいた方がいいと思います。
たとえ教授に嫌われても(おそらく止める教授はいないと思うが)
また、論文・特許出版には研究室の意向もありますが、
優秀な先輩にくっつくのが一番早いです。
就活ではメインで研究をやったかどうかは関係なく、
論文に名前が載ったかどうかのほうが大事だったりします。
(それだけで決定されることはまったくありませんが笑)
7 就活の闇|早期選考ってあったりなかったりするよってゆう怖い話
8割くらい人が就活終了しそうなとある有名な化学メーカーさんのインターンシップ参加後にこんなお電話をいただきました。
これ、怖いところが面接・選考という単語を使用していないところ。
加えて、どの就活サイトでも早期選考はありませんって書いてあったところ。
私はその時ほかの企業と迷っていたので、お断りさせていただきましたが、
他の参加者はだれもその電話をいただいてないとのこと。
単にお話ししたかっただけなのでしょうか?それとも……怖いですねえ。
全部のインターンシップに申し込むことをおすすめします。
8 就活の闇|教授の推薦状を出させる企業ってなにって話
ほとんどの企業では、
最終面接後に教授推薦を出していただくようにお願いされます。
これは内定辞退させないための予防線としての意味が強いです。
この教授推薦は正直どうしようもないのが現状でした。
ただ抜け道があるとしたら、教授が引退間際であるという条件であれば、
教授も別に教授推薦を破られても痛くもかゆくもないということもあります。
そのため、事情をお話しして引退間際の先生に推薦を出してもらうということも一つの手であることを覚えておいてください。
(引退間際の先生は優しいので、いろいろと融通が利くかも)
9 就活の悩み|みーんな、社会から遠い研究をしているよって話
後輩の学生からよく聞いたこんな言葉
「自分の研究を社会に実装するにはどうすればいいか、なんて、この研究室じゃ考えるの無理だよ!!」
でも、これね、全員が考えているの。まじで。
ガンガン企業と共同研究する人たちも
どうやったら企業活動に組み込めんねんって考えているし、
基礎研究の人たちは
今理論を作ってんねんからさ!って考えています。
だからこそ、みんなはどういうステップで自分の研究が花開いて、
どういう歯車で自分が動いているかわかるかなぁってゆう意味を込めて
この質問してるんだと思います。
だから、諦めないで、どんな質問でも。。。
いかがでしょうか?
なんとなく、僕が思ったことをひたすらに書き連ねてみました。
もし修士学生で就活にお困りの方がいらっしゃったら、
コメント欄でお伝えいただければ相談に乗ります。
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