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結局iDeCoってやった方がいいの?


1. はじめに

「老後資金、何から始めればいいの?」

そんなパパママにとって、iDeCo(個人型確定拠出年金)は賢く備える手段のひとつです。

前回の記事ではiDeCoの仕組みを解説しましたが、今回は、私がiDeCoを始めた理由、そして「改悪」と言われながらも続けている理由を紹介します。

子どもの将来のために貯蓄することは大切ですが、自分たちの老後資金は後回しになっていませんか?

「子どものために貯めたお金を、結局まわり回って自分の生活(介護)資金に充てる」なんてことにならないように、今から準備を始めましょう。

今回の記事から見てくださった方でiDeCoの仕組みがイマイチ分からないという方は、前回の記事もご覧ください。


2. iDeCoを始めた理由

(1)きっかけ

私は4年半前、2020年9月からiDeCoを始めました。

当時の私は、家計の見直しをしている最中で、「税金って意外と多いな…」と気づいたのがきっかけでした。

・収入を増やすのは難しい
・ならば支出を減らすべき
・幸福感のある支出は後回しにして、まず税金を減らそう
・脱税(犯罪)はできないから、節税をしよう

そこで、「iDeCoなら老後資金を貯めながら、毎年節税ができる」と考え、会社の年金制度から切り替えました。

(2)NISAとはどう使い分ける?

iDeCoの大きなデメリットは「60歳まで引き出せない」こと。

一方、NISAは運用益が非課税で、自由に引き出せるメリットがあります。

このため私は「NISAで資産を増やしつつ、iDeCoで節税」という考え方で、両方を活用しています。


3. NISAだけでいい?老後資金の考え方

「まずはNISA枠を満額使いきってから」と考える人もいる中で、私がiDeCoを続けている理由は、老後資金の確保です。

(1)老後は思ったより長い

日本は世界有数の長寿国。65歳時点での平均余命は…

  • 男性:約19年

  • 女性:約24年

つまり、65歳以降の生活が20年以上続く可能性が高いのです。

子どもの教育資金を優先しすぎて、自分たちの老後資金が不足するリスクを考えると、iDeCoを活用して資産を確保することは理にかなっています。

(2)老後に「何もしてあげられない親」にならないために

私と妻は4人の子どもを育てており、
「孫ができたとき、何もしてあげられないのは嫌だよね」
「現実的にできることは、スポンサー(資金提供)だよね」
そう考え、老後資金をしっかり準備することを決め、NISAもやりつつ、コツコツとiDeCoでも資産形成をしています。


4. iDeCoのメリットとデメリット

例えば、毎月1万円を掛金とすると…所得税10%、住民税10%の場合、年間2.4万円の節税に!

デメリットについては、老後資金の確保が目的であれば許容できると考えています。

なぜなら、iDeCoは、老後の資産形成を目的とした年金制度であるからこそ、税制の優遇が行われることになっています。
ただ最高の制度!ではなく、そのデメリットがあるから税制優遇が受けられるということです。
一般の貯蓄等とは異なることを前提にしないと、デメリットばかりが強調されてしまいます。


5. iDeCoは「改悪」されたのか?

最近、「iDeCoが改悪された」との報道がありました。

具体的には、退職所得控除の見直しによって、受取時の税負担が増える可能性がある、というものです。

報道を受け、SNSには「改悪」の文字が並びました。

動揺された方や、中には「iDeCoやめた」という方もいましたが、私は元々「iDeCoの出口戦略は定年が見えてから考えよう」と思っていたので、割と冷静に見ることができました

「改悪」について、私はこう考えています。

✅️受け取りは30年以上先の話。今後さらに改悪される可能性もあるが、逆に改善される可能性もある。
✅️それよりも、今できる節税メリットを最大限活用するのが合理的
✅️退職時の税金を気にして、退職までの数十年間の税金を毎年きちんと払うということに何か矛盾を感じる。

つまり、出口戦略を考えておくことも大切ですが、何十年後かのiDeCo出口戦略を私は後回しにし、「30年後の税制より、今の節税で資産を増やすこと」を優先しているのです。


6. まとめ|結局、iDeCoはやるべき?

節税しながら老後資金を貯めたい人 → やるべき
長期的な資産形成をしたい人 → やるべき
NISAにプラスしてさらにお得にしたい人 → やるべき

私は、目先の節税を活かしながら、長期的な資産形成をするためにiDeCoを続けています。

「NISAかiDeCoか」ではなく、どちらもバランスよく活用するのが最適だと思っています。

気になったら、まずは少額(5,000円~)から試してみるのがおすすめです!

わたしのiDeCo運用状況は、記事ができ次第公開させていただきますので、お楽しみに!!

📌 iDeCo公式サイト → https://www.ideco-koushiki.jp/
📌 iDeCo関連記事
「会社員で「iDeCo」が気になってたけど、「退職所得控除が改悪」というニュースを見て心配に。改悪するなら、今から始める必要はないですよね…?

『"いったい何があったのか?「iDeCo新規加入数」が“いきなり2倍”になったワケ』:


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