2023/06/15(木)のゾンビ論文 映画のゾンビの進化を探る
ゾンビについて書かれた論文を収集すべく、Googleスカラーのアラート機能を使っている。アラート設定ごとに、得られた論文を以下にまとめる。
アラートの条件は次の通り。
「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」(メイン)
「zombie」(取りこぼしがないか確認する目的)
メインの検索条件は次の意図をもって設定してある。
「zombie」:ゾンビ論文を探す
「-firm」:ゾンビ企業を扱う経済学の論文を排除する
「-philosophical」:哲学的ゾンビを扱う哲学の論文を排除する
「-DDoS」:ゾンビPCを扱う情報科学の論文を排除する
「-xylazine」:ゾンビドラッグことキシラジンに関する論文を排除する
「-viability」:細胞の生死を確認するゾンビ試薬を使う医学の論文を排除する
「-gender」:ジェンダー学の論文を排除する
また、「zombie」の内容も確認するのは、上記の検索キーワードで不必要にゾンビ論文を排除していないかを確かめる目的である。
それぞれのヒット数は以下の通り。
「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」二件
「zombie」二件(差分ゼロ件)
「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」は感想文が一件だった。
検索キーワード「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」
ダーウィニズムの恐怖: 映画と大衆文化におけるモンスターの進化
一件目。
原題:The Horror of Darwinism: The Evolution of the Monster in Film and Popular Culture
掲載:Open Access Honors Program Thesis
著者:Ava Deitrich
ジャンル:感想文(特に映画感想文)
ダーウィニズムと題しているが、ホラー映画の歴史をたどって映画に出てくるモンスターの傾向を分析しているだけである。同じようなモンスターは飽きられる。だから次々と変化していくのだが、それを進化と同一視しているというわけだ。
また、映画が作られた時代の文化を反映していることから、モンスターの進化傾向と大衆文化の変遷を絡めて議論しているようだ。
ただ、そういった論文は以前にもあったような気がするが…。
本論文のzombieは、『Dawn of the dead』のリメイク前後における変容および、Andrew Currie監督作『ゾンビーノ』やTaika Waititi監督作『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』を経た変遷に注目している。ドーンのリメイク前後と聞けばゾンビが歩くか走るかの違いだと思われるだろうが、論文内に言及されているのは「大量消費社会」である。また、アメリカの大衆が不安とゾンビの進化がリンクしているとも言及している。
詳細までは読み込まない。ただ、たった四作でゾンビ進化を語るのは無理があるとは思わないだろうか。
ジャンルは映画感想文でよいだろう。
検索キーワード「zombie」
このキーワードでは「zombie」ゾンビ論文がアラートに入ってくる。誤ってねらいのゾンビ論文を取りこぼしていないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。
今回は取りこぼしがなかった。
まとめ
「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」は感想文が一件ずつだった。
数が少ないうえにこじつけかもしれない映画感想文しかなかったため、あまりコメントすることがない。興味はあるのだが…。
だが、今日はねらいのゾンビ論文なし。